相手の怒りを長引かせない4つのテクニック
悪気はないのに、うっかり人を怒らせてしまった!そんな経験はありませんか?
謝ってもなかなか許してもらえないと言う人は、謝れば謝るほど相手の気持ちを逆なでしているのかも?
些細なことだったのに、謝り方のせいで人間関係をこじらせないためのテクをまとめました。
まずは相手の言いたいことを全部言わせる
相手が怒り始めたことで自分の失言に気づいたとき、つい相手の言葉を遮って「違うの!」と言い訳してしまっていませんか?
言った方にしてみれば「そういう意味じゃない」と思って「違う」と言いますが、言われた方にしてみれば「腹が立った」という意味はなにも「違う」ことはないのです。まずは相手の言うことに口を挟まず全部聞き、弁解はそのあとで、と心得ましょう。
怒りのポイントを整理させる
あまりにも激しく怒っている時、怒っている方もイマイチ何について怒っているのかわからなくなっていることも意外に多いもの。言いたいことを全部言わせることには、相手の感情を整理する効果もあります。言いたいことを言い終わっても、幾つかのポイントだけ何度も蒸し返すことがあれば、そこが相手の怒りのツボかも知れません。
聞き役に徹しつつ、怒りのポイントを自覚してもらうことで相手が冷静になる効果があります。
謝るタイミングにも注意
相手が怒りのポイントを自覚する前に口を挟んだり、むやみに謝ったりすると「悪いと思ってないのに謝ってる!」とよけいに怒りに火を注いでしまいます。相手の怒りのポイントが整理された段階に入ったと感じたら、そのポイントに触れつつ「もうしない」と言う気持ちを込めて謝りましょう。
まれに、「謝ると自分に非があると認めることになる」といつまでも謝らない人がいますが、謝ることでしか解くことのできない怒りもあります。「自分の行動の善悪」ではなく「相手を怒らせたこと」に対して謝ると言うように気持ちを切り替えるのも大切です。
引きずりすぎない
人間は同じ感情をずっとキープしておくのは難しく、激しい怒りは30分程度である程度は静まると言います。さらに、謝罪まで済ませているなど、やるべきことはやった状態ならいつまでも相手に対してオドオドした態度を取らないように気をつけたいもの。「もう本当に大丈夫だから」など、はっきりと怒っていないと言うことを口に出して言ってほしくても、相手から見れば許すと言っているのにいつまでも気まずい態度を取ると、怒りがぶり返すことがあります。気持ちの切り替えは自分で行いたいものです。