新築祝い…意外と知らないマナーや贈り物とは?
年齢を重ねるごとに増えてくる結婚式や出産祝い。そして、新築祝い。新築を立てる家庭に多いのが、子供が出来て家族が増えた、資金を貯め前々からの念願の新築など理由はさまざまですが、おめでたい環境になることは間違いありません。
そこで、贈りたいのが新築祝い。しかし、冠婚葬祭と違って金額やマナーなど分からないことも多いですよね。今回はそんな新築祝いについてお役立ちマナーをご紹介します。
新築祝いとは?
そもそも新築祝いとは、相手が家を建てた時に贈るものです。
新しく家を建てた訳ですから、結婚のように一生に何度もあるわけではありません。そのため、幸せな生活がそこで過ごせるようにお祝いの意味を込めて贈りたいものです。
また、誰かにお祝いを渡すという行為には、日頃の感謝の気持ちも含まれていますし、これからも良いお付き合いを続けるという思いを込めて送るようにしましょう。
新築祝いを贈るタイミングって?
新築披露会の前日までに贈るようにしましょう。当日に渡すのは、なかなかタイミングがつかめなかったりしますし、他の招待客の手前避けたほうが良いでしょう。また、披露会に予定があり出席できずに後からお祝いを渡す場合は、家が建ってから30日以内に贈りましょう。
贈答品の金額やお祝い金の目安って?
品物で贈る場合でも、お金や商品券を包む場合でも、友人や勤務先関係であれば5千円~1万円程度、身内(親類・兄弟関係)なら1~5万円程度が一般的とされています。会社の同僚から1千円~3千円ずつ集めるという場合も。
喜ばれる贈答品とは?
基本的に気持ちのこもったものであれば喜んでくれるでしょう。新築祝いには観葉植物や絵・時計・置物などといったインテリア雑貨を贈るかたが多いようですが、相手の好みが分からない場合にはカタログギフトや商品券などを贈るのも良いでしょう。
しかし、注意したいのが火事を連想させる物(灰皿・ストーブ・キャンドルなど)は絶対に避けましょう。また、火事を連想させなくとも、火の色を連想させる真っ赤な花束や真っ赤なインテリア雑貨などもなるべく避けましょう。
また、日本茶などのお茶もタブーではありませんが、仏事の贈り物にされることが多いので、相手からお茶の要望を受けた以外はお祝いごとには相応しくないでしょう。
結婚祝いなどとはまた違ったタブーがあるので覚えておきたいですね。
新築祝いをもらったら?
引っ越しをして落ち着いたら、新築のお披露目をします。新築祝いにいただいた品をその日までに飾っておき、軽い食事でもてなすことが、新築祝いのお返しとなります。なので、物などの内祝いとしてお返しは基本的に不要となります。帰り際に渡せるちょっとした手土産を用意しておいても良いでしょう。ただし、既にもてなしているので気持ち程度の金額のものでOKです。
また、お披露目に参加できなかった方に対しては、いただいた金額の半額程度を目安に内祝いを贈りましょう。2週間以内に届くようにするのがベストです。
いかがでしたか?意外に知らない人が多い新築祝いのあれこれ。まだ新築祝いをあげたことのない方でも歳を重ねるごとに贈るタイミングが出てくるはずです。そのときに新築祝いって?とならないためにも、マナーや贈り物について知っておきたいものですね。