どうしたら天職に出会えるの?と悩んだときはこう考えよう
今の仕事が向いていないわけではないけれど、なんだかぱっとしない…どこかに自分をもっと活かせる仕事があるんじゃないか…。こんなふうにもやもや頭を悩ませたことって、あるんじゃないでしょうか。やってみなければわからないと、いろんなおけいこに手を出してみたり、「理想の自分になる」「夢をかなえる方法」なんてタイトルの本をついつい取ってしまったり。
「ああ、どうしたら天職に出会えるの!」と思っている方、ちょっと考え方を変えてみませんか?
そもそも天職って?
天職とは、歌手とか、作家とか、スタイリストとか…そんなふうに特殊能力が必要なことと思っていたら、そもそもその考えから変えていったほうが良さそうです。仮に今の仕事が苦じゃなく、そこそこ人よりうまくでき、暮らしていくに十分のお金をもらえているなら、それは向いている仕事と言っていいと思いますし、そこで必要とされているんだから天職なんだと思います。
「こんな地味なことが天職だなんて思いたくない」と思うかもしれませんが、誰もが女優だったら誰がカメラをまわすんだ、誰が売り込むのか、誰が映画のチケットを売るのかという話です。そこに優劣はないので、他人と比べない、に限ります。
天職って「お客さんが気持ちのいい買い物ができるように丁寧な接客をする」とか、そういう単位なんだと思います。いろんな仕事をする人がいるから、世の中はうまい具合に動いてるんじゃないでしょうか。
やりたいことと向いていることが違う
これもよく聞くのですが、大抵の人がそうだと思って良いと思います。その中で多くの方が“向いていること”を仕事にしているんじゃないでしょうか。少なくともそれは嫌いなこと、やりたくないことではないと思いますし、“やりたいこと”とそんなにかけ離れてもいないと思います。
天職なんて逃げても逃げても追っかけてくるくらいのものだと思うので、向いていることややるべきことをやっているうちに、自然とやりたいこととずれが少なくなってくると思います。そのためにはとにかく手を抜かずに、目の前のことに一生懸命になるのが大切だと思います。
やりたいことがわからない
やりたいことってなんだろう?と思って探しても、たぶん見つけるのは難しいと思います。それよりも「自分ならもっとうまくできる」「それっておかしいんじゃないか」と文句のあること見つけるのが早いです。意見があるのは、そのことに対して頼まれてもいないのに真剣に考えているから。それを仕事にするとうまく行くんじゃないかなと思います。
マンガ「ハチミツとクローバー」の中で主人公の竹本くんが、
「神様 やりたい事って何ですか?
それはどうすれば見つかるのですか
それが見つかれば強くなれるのですか?
やりたい事があって泣くのと 見つからなくて泣くのとでは
どちらが苦しいですか?」(引用:ハチミツとクローバー)
と悩んでいる場面がありますが、彼は後々、思いもしないところから自分の向いていることを、やりたいことへと育てています。それくらい自然と、ちゃんと導かれていくものだと思います。がむしゃらにおっかけなくても、無理に探し出したりしなくても、自分に誠実に生きていれば大丈夫。リラックスしたときにふっとやってくるのだと思いますよ。