仕事でも、恋愛でも、育児でも…「イライラハードル」4つの下げ方

2013.03.13

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相手にされてイラッ!とくるハードル。実はこれ、人によってその高さが異なります。例えばカフェでコーヒーを頼んだのに紅茶が出てきて、「デキない店員!」と怒る人もいれば、「混んでるから仕方ないよね」と思う人もいます。
当然イライラハードルが高い方が、生きている上で楽しくはありません。怒る頻度や不満を感じる時間も増え、お肌にも悪いし、恋人や家族に八つ当たり、仕事に集中できないなんて弊害も出てくるもの。イライラハードルは、低い方がハッピーな時間も増えますよ。4つほど、イライラハードルの下げ方をご紹介します。


ハードルを下げる前にしたいこと

ハードルを下げる前に、イラッと来た瞬間にしてほしいことがあります。

1)まずはイラッときた瞬間、「今私は怒っている」と意識する、もしくは口にして下さい。

怒りの感情にのみこまれているうちは、まず怒りからは解放されません。しかし「怒っている自分」を認識した途端、もう1人の自分があらわれ、客観的に自分をみることができます。すると不思議と怒り度数も減り始めます。

2)もう1人の自分を主役にする。

1で登場した冷静な自分、これを主役にして以下の4つの方法を試しましょう。感情にのみこまれた自分の意見は聞かないこと。名前をつけてみるのも、しっかり分けれるので効果的ですよ。

イライラハードルの下げ方4つ

では4つほどご紹介します。

1、場所・時間・人ともに一歩離れて全体をみる

上記の例、「店員さんが注文を間違えた」という目の前の出来事だけを見れば、怒ってしまう人も多いでしょう。まずは一歩離れて周囲をよく見渡せば、「店内が混んでいる」「混み具合に対して店員さんの人数が少ない」「向かいのテーブルでトラブルが起きている」「この店員さんは新人っぽい」などの状況が見えてき ます。
また時間軸で一歩離れることも効果的。「自分もバイトで、考え事をして注文を間違えたことがある」など、我が身を振り返ってみましょう。
人に関しては、「友達もバイトで失敗したと話していたな」など、他人の体験談や目撃情報を思い出してみましょう。
このように、「場所・時間・人」に関してその場を離れ、全体的にみると気付くことは多々あります。目の前のみに捉われず、視線を広げましょう。

2、具体的にどんな悪影響が出るか考える

イラッときた出来事があったせいで、具体的に自分にどんな悪影響が起こるのか考えてみましょう。実は「特に何も差し支えはない」ことも、かなりの割合で多いのです。上記なら「別に急いでいるわけでもない」など。
怒る必要も無いのに怒っていたら、とてももったいないですよね。これを繰り返すと、トラブルが起きた時に瞬時に判断できるようになります。

3、人は皆いつも100%ではない

100%快調な時って、ほとんどないですよね。便秘、化粧のりが悪い、生理前症候群、彼とケンカした、仕事の失敗、なんとなくだるいなど、不調を感じているときの方が多いと思います。
自分のことだと理解できるのですが、他人になると「相手は100%快調」と当たり前のように信じ込む人も多いもの。その理解が変わるだけでもハードルは下がります。

4、「自分は間違いだらけ」をわすれない

人は皆、「自分が1番正しい」と思い込んでいます。それゆえ、「相手が悪い」と思うからイラッときます。
果たして本当に、あなたが全て正しいのでしょうか?そんなことはありませんよね。「無知の知」という言葉がありますが、あなたは自分が正しくないことを知らないだけではないでしょうか。あなたが経験していないこと、知らない事実は、この世には沢山ありますよね。
「自分は間違いだらけ」と思ってみましょう。そうすればイラッとくるよりも前に、現状をきちんと把握したいと思うのが先でしょう。

いかがでしょうか?実際に筆者も行っていましたが、繰り返しているとイライラハードルはかなり下がります。ハッピーな気持ちを増やすためにも、試してみて下さいね。

2013.03.13

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/