職場復帰?or専業主婦?ママが働くことが子供に与える影響とは

2012.07.23

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子どもが産まれ、子育てにも余裕が生まれてくると浮上してくる悩み、「働くか?子育てに専念するか?」。もちろん、そんな考えに及ぶ余地もなく職場復帰したり、働きに出るというママも多いと思います。
そんなもう既に働きに出ているママも、今現在悩んでいるというママも気になる、“ママが働くことによる子どもへの影響”。子どもと接する時間が短いと将来問題を起こす子どもになるのではないだろうか?ママを嫌いになってしまうのではないだろうか?等心配は尽きません。



実際に筆者も1歳の時から子どもを保育園に預け、働いていますが、2歳を超えた今でも週の半分は泣きながら登園し、後ろ髪を引かれる思いで仕事に向かっています。そんな日は何をしていても“罪悪感”が心を支配し、子どもへの悪影響を思わずにはいられません。そんな想いを抱きながら頑張って働いているママ達へ、これから紹介する結果は朗報といえるでしょう!

ママが働くことによる子どもへの悪影響は特に見当たらない!

5000人の子どもについて、生後4ヶ月から小学校入学までの6回、定期検診を行い、心身の発達状況を追跡研究したレポートがあります。これによると「母親の就労有無や就労形態は、子供の心身発達のどの面についても、差をもたらさない」ということが判明、つまりママが働くことによる子どもへの悪影響は特に見当たらないということ。
さらには「ママが働いている子どもの方が独立心が高い」といった結果もでているとのこと。次ではさらに子どもへの好影響をご紹介します。

こんなにある!働くことによる子どもへの好影響!

ママが働いている子どもは働いていない子どもに比べ、どのような良い影響を受けるのでしょうか?実は結構たくさんあるんです!

① しっかりした子どもが育ちやすい

一日中ママといる子どもに比べ、人に預けられている子どもの方がより自立心が強く、社会適応性もあり、知的探究心も強いという傾向にあるようです。とりわけこれらの傾向は男の子に比べて女の子の方に強く表れるとのこと。
一般的にも男の子より女の子の方がしっかりしていると言われていますが、働くママを持つ子どもの場合も同じような傾向にあるようです。

② 社会性の高いこどもになる

働くママから子どもが受ける最もはっきりとした影響は、子どもの社会性の高さに表れます。ママ以外の第三者に預けられている子どもの方が自分のことは自分ででき、友達との協調性もあり、新しい環境への適応能力も高くなる傾向にあるようです。ただし、大人に対しては思いやりや素直さを表現することに欠けるという傾向もあるようです。

③ グループの中にいるからこそ発達する能力がある

母親以外の第三者や自分と同じ歳位の友達との交流は子どもの発達過程の中でとても重要で、そのような機会がある子どものほうが社会性や知性が発達する傾向にあるそうです。

思っている以上に強い!母子の絆

親子が一緒にいる時間が短いと感情的な結びつきが弱くなるのではと心配になるかもしれません。でも実際はいくら愛情溢れる保育士やベビーシッターに子どもを預けたとしても、子供はママの方を好むようです。
特に疲れているときや怒っているときは子供はよりママに甘えたくなる傾向にあります。また、生き生きと働くママの姿、背中を子どもは大人が思っている以上に見ているそう。ママが笑顔でがんばっていればそれはそのまま子どもに伝わっていくようです。

以上ママが働くことによる子どもへのメリットを中心にご紹介してきましたが、上記のことは子どもと過ごせる時間は最大限の愛情を持って接するということが大前提。
ママが仕事や家庭でのストレスを子どもにぶつけるようなことはもちろん子どもにとって悪影響でしかありません。その為にも周りの家族の協力や仕事環境の整備は必要不可欠。子どもとより良い時間が過ごせるように、働くママは工夫していく必要があるようです。

ライター:森田文菜
東京都在住、スタイリスト。主にタレントさんのメディア出演時のスタイリングを手掛ける。また1児の母として絶賛子育て中!!!

2012.07.23

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Written by Googirl編集部

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