女だから、若いから…。偏見を持った相手でも「おっ!」と思わせる切り返し方 3つ
お互いのことをよく知らないうちから、偏見で軽く見られることってありますよね。例えば上司から「女だから仕事ができない」、顧客から「こんなに若い人で大丈夫?」、合コンで「若いから真面目に人生なんて考えないでしょ」なんて言われたり。
ムカッときて避けたり言い返したりしがちですが、苛立ちを見せると余計「これだから女は」「やっぱり若い」と思われて終わります。逆に良い意味で「おっ!」と思わせる返答の仕方をご紹介します。
“不安・心配”を探し当てよう
偏見を覆すことって、実は不可能に近いほど難しいこと。相手は“この世の正論”だと信じ込んでますから、正面から反論したところで焼け石に水です。だからと言って特に上司や顧客の場合、避けるわけにもいきませんよね。
時間はかかりますが、じわじわと相手の懐に入り込み、「この子は違う」と思わせることが得策。そのためにはまず、“偏見の根っこ”を探し当てること。偏見の根っこには、実は“不安や心配”があります。これを具体的に聞き出すことがまずは大切です。
ケース別!3つの返答例
偏見に効果的な返答例を3つご紹介します。「そういった経験がおありなんですか?」
これは初対面の顧客などに効果的。過度な偏見を持つ場合、過去に嫌な思いをしたケースも多いです。相手が過去の話を語ったら、「それは辛いですよね」と共感し、「“私なら”そういったことはしないです」と返しましょう。
自分の話をし、共感してもらったことで少し心を許し、最後の言葉も信じてみようと思うものです。
「私で心配をおかけしているのでしょうか?」
上司に効果的なのがこのフレーズです。「女、若い」といった一般的な偏見を、「私」と個人に落とし込みましょう。どこが心配なのかを話してくれるので、あとはそれに対処するだけです。
「他に私の至らない点はありますか?」
失敗した場合に効くのがこのフレーズ。自分の失敗を反省した後に、この質問を付け加えましょう。「女だし若いけど、やる気はある」と思われます。
肝心なのはその後の行動
肝心なのはその後の「行動」です。指摘された通りに相手の“不安・心配”を払拭する行動をとらなければ、信頼関係を築くことはできません。しっかり相手の不安を拭い取る行動をとりましょう。
相手が何も話してくれなかった場合は、イメージと真逆の行動を見せること。例えば「若い」なら、「仕事は最後まできちっとやる」「報連相は素早くしっかり行う」「計画を立てる」「考えてから行動する」など。
質問と行動がセットではじめて相手の懐に近付きます。時間はかかりますが、行動を誠意を見せましょう。