女だから、若いから…。偏見を持った相手でも「おっ!」と思わせる切り返し方 3つ

2013.07.31

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お互いのことをよく知らないうちから、偏見で軽く見られることってありますよね。例えば上司から「女だから仕事ができない」、顧客から「こんなに若い人で大丈夫?」、合コンで「若いから真面目に人生なんて考えないでしょ」なんて言われたり。
ムカッときて避けたり言い返したりしがちですが、苛立ちを見せると余計「これだから女は」「やっぱり若い」と思われて終わります。逆に良い意味で「おっ!」と思わせる返答の仕方をご紹介します。

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“不安・心配”を探し当てよう

偏見を覆すことって、実は不可能に近いほど難しいこと。相手は“この世の正論”だと信じ込んでますから、正面から反論したところで焼け石に水です。だからと言って特に上司や顧客の場合、避けるわけにもいきませんよね。
時間はかかりますが、じわじわと相手の懐に入り込み、「この子は違う」と思わせることが得策。そのためにはまず、“偏見の根っこ”を探し当てること。偏見の根っこには、実は“不安や心配”があります。これを具体的に聞き出すことがまずは大切です。

ケース別!3つの返答例

偏見に効果的な返答例を3つご紹介します。

「そういった経験がおありなんですか?」

これは初対面の顧客などに効果的。過度な偏見を持つ場合、過去に嫌な思いをしたケースも多いです。相手が過去の話を語ったら、「それは辛いですよね」と共感し、「“私なら”そういったことはしないです」と返しましょう。
自分の話をし、共感してもらったことで少し心を許し、最後の言葉も信じてみようと思うものです。

「私で心配をおかけしているのでしょうか?」

上司に効果的なのがこのフレーズです。「女、若い」といった一般的な偏見を、「私」と個人に落とし込みましょう。どこが心配なのかを話してくれるので、あとはそれに対処するだけです。

「他に私の至らない点はありますか?」

失敗した場合に効くのがこのフレーズ。自分の失敗を反省した後に、この質問を付け加えましょう。「女だし若いけど、やる気はある」と思われます。

肝心なのはその後の行動

肝心なのはその後の「行動」です。指摘された通りに相手の“不安・心配”を払拭する行動をとらなければ、信頼関係を築くことはできません。しっかり相手の不安を拭い取る行動をとりましょう。
相手が何も話してくれなかった場合は、イメージと真逆の行動を見せること。例えば「若い」なら、「仕事は最後まできちっとやる」「報連相は素早くしっかり行う」「計画を立てる」「考えてから行動する」など。

質問と行動がセットではじめて相手の懐に近付きます。時間はかかりますが、行動を誠意を見せましょう。

2013.07.31

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/