優雅なママライフは程遠い…産後の「理想と現実」の激しいギャップ

2021.10.25

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有名インスタグラマーや芸能人のゴージャスで豊かなママライフを見ていると「自分もあんな風に子育てできたらいいな」なんて妄想したりして。子どもとお揃いコーデをして写真撮影やら、産後ダイエットで産む前よりスレンダーなボディーをゲット! そんなキラキラしたママライフを送ってみたい!
がしかし、現実はそううまくはいかないものなのでございます。本日はそんなお話です。


お乳で痩せるはずが!

「出産したあとの一番の計算違いは、体重の増加ですかね。お乳をあげていればすごく痩せるって聞いていたんですけど、全然痩せなかったんですよね。むしろ太ったというか。たぶん、間食が多いせいだとは思うのですが、まだ妊娠中のお洋服を着ています……」(1歳ベビーのママ/30代/女性)

▽ 周りのママさんやネットの噂でよく聞く「お乳をあげていれば痩せていく伝説」。あわせて「お乳をあげていればいくら食べても太らない伝説」もありますよね。どちらも個人差があるので鵜呑みにするのはキケンなようです。
筆者も増加派でしたのでお気持ちよくわかります……。でも、育児中の無理なダイエットは、出産という大仕事を終えて急ピッチで回復しようとする体と心によろしくありません。今はしっかり栄養をとって、おおらかな気持ちで過ごしてくださいませ。

優雅にヨガをするつもりが

「産後はヨガをして穏やかに子育てをしようと夢見ていましたが、出産してみたらそんなゆとりは皆無。でもヨガやストレッチをサボると、すぐに肩がこり、首が痛すぎて動かせなくなる事態になった。優雅にするはずが、苦悶の表情で悲鳴をあげながらポーズをキープしています」(1歳半ベビーのママ/30代/女性)

▽ 一日中赤ちゃんのお世話をしていると、空き時間は睡眠や家事の時間に充てたいですよね。自分のメンテナンスの優先順位は低くなってしまうものです。隙間時間を見つけて、重い腰をあげて頑張るヨガ。う~む、なんか思っていたのと違う……。

我が子に英才教育

「好きなアーティストさんが、お子さんにいろんなジャンルの音楽を聞かせているのをマネしたくて、出産前にいろいろ準備していたのですが、我が子に思いはまったく届かず。我が家は一日中ずっと某教育番組をエンドレスリピートしています。チャンネルを変えようとしたら大泣きするので諦めました。ラップとかカントリーミュージックとか聞かせたいんだけどな」(2歳ベビーのママ/30代/女性)

▽ 「親の心、子知らず」とはまさにこのことですね。思っているようにはいかないのもまた育児の醍醐味。お子さんの興味をうまく誘導するのにも骨が折れます……。

のんびりママライフは遠い…

出産前は「子どもが産まれたら憧れだったアレを一緒にしたいな」とか「できるだけ心にゆとりを持てるように育てられたらいいな」なんて淡い夢を抱いているのはあなただけではございません。
いざ出産し、育児というレースがスタートしてしまえば、こちらの都合などおかまいなしにせせこましい毎日が始まります。でも、きっとそんな目の回るような忙しさが、数年後には宝物のような思い出になるはず。ともに頑張っていきましょう~!

2021.10.25

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記事を書いたのはこの人

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Written by 立羽あさぎ

広島の山奥にある大学を卒業後、上京。 着ぐるみのスーツアクター、俳優・声優として活動後、エステティシャンとなる。 現在は、都内で劇団『タカラサガシゲキ団』の代表として、脚本・演出家として活動中。 オフに楽しむ梅酒と枝豆が何よりの至福。 暴走系ひきこもり女です。ご贔屓にどうぞ。

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