1人何役やるの!?　ワーママが「専業ママってすごい」と思うこと

一般的に「ワーママは大変」と言われがちですし、実際そうなのでしょうが、専業ママだって大変なのは同じ。よく「どっちが大変か」論争が巻き起こっていますが、今回は未就学児を持つワーママと専業ママたちに、お互いをリスペクトしているお話を聞いてきました。
まずはワーママから専業ママへ、エールです！

ホッとできる時間がない

・「復帰して思うのは、通勤中の1時間、1人になれる時間があるのが大きいってこと！　精神的にホッとする。お昼寝タイムはいつ起きるかわからないから、また違うんだよね。起きるのは10分後かもしれないし、2時間後かもしれない。2時間寝ていたとしてもそれは結果論というか、いつ起きるかわからない時限爆弾みたいというか。だから10分でも確実に子どものいない時間があるかないかは大きい！」（35歳・公務員・2歳のママ）

▽ ご飯を作っていても「あと少し、これだけやれば！」ってところで起きたり、録画していたドラマを見ていてもいいところで中断されて……心の底からくつろげないですよね。育児は何をするにしても子どものペースなのがツライところです。

子どもの命がかかっている

・「仕事をしていると朝と夜は確かに戦争。でも、こんな言い方あれかもしれないけど、仕事中は自分のペースでトイレに行けるし、食事もできる。仕事だから急な案件も入ってきてゆっくりできるわけじゃないけど、相手は言葉の通じる大人！　とりあえず自分が目を離しているスキに勝手に死なないよね（笑）。だから子どもの命を守っている世の中のママたちは、もっと胸を張っていいと思う！」（30歳・IT系・1歳のママ）

・「極論だけど私は医者じゃないから、失敗しても誰かが死ぬことはない。助けてくれる同僚もいるし。でも子どもは、ちょっと目を離すと『なんでそうなった!?』ってことをやらかしてくれて、何度ヒヤっとしたことか。常に1人で一歩先を想像して防止して……って生活をしていると、気が抜けないよね」（31歳・事務職・2歳のママ）

▽ 筆者も復帰したワーママの友達と、「自分が目を離しても死なないってすごいよね！」と盛り上がりました。それくらい、ママは無意識にでも常に気を張っているんです。

1人何役やるの!?

・「専業ママだと子どもが幼稚園に行くまで、長いと4年間、基本的に24時間365日、ずっと一緒でしょ？　ご飯も遊びも……保育園でやることを全部1人でやっていると思うと、すごい！　私は毎日の夕飯だけでも頭を悩ませているのに、子どもの相手をしながら三食＋おやつを用意するのって大変だよね。プロの保育士だって子ども1人を2人体制で見ているし、給食を作ってくれる人は別にいるのに、1対1で全部やってお休みもお給料もないんだもん……」（28歳・保育士・1歳のママ）

・「私は早く復帰したかったから、専業ママを尊敬する！　子どもは可愛いけど、何をして過ごせばいいか毎日考えちゃうし、栄養も成長に伴う遊びもできているか心配な性格で。専業の友達は1歳と3歳の子を毎日公園や児童館に連れていって、ご飯も食べさせて、おうち遊びも工夫して……とにかくすごい！　完璧じゃないっていうけど、そういう問題じゃないよね。私は土日だけでも疲れちゃうから、尊敬しかない」（30歳・出版系・4歳のママ）

▽ そうです、完璧かどうかではなく、毎日やっていることが尊敬に値するんです。時には遊びのプロになり、時には給食のおばちゃんになり……「ママ」ってすごすぎる！

いかがでしたか？　専業ママを「楽」だなんて口が裂けても言えません。次回は専業ママからワーママへのエールをお届けします！