卒乳っていつ? みんなのタイミングを聞いてみた!

2020.09.05

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

出産の激痛を経て、待ち焦がれていたわが子を抱き、感動するのもつかの間。寝不足や苦痛と戦い、なんとか授乳できるようになると今度は卒乳。なんともあわただしいものですね。卒乳のタイミングは人それぞれです。いつが正解なのかわからないというのが現実だったりして。戸惑うママさんも少なくないのではないでしょうか。
本日は、授乳をしていたママさんたちに、卒乳・計画的卒乳(断乳)のタイミングについて聞いてまいりました!


職場復帰の前

「産休の関係で、1歳を待たずに保育園へ預けることになりました。断乳後は、保育園で疲れて帰ってくるのも加わって夜ぐっすり寝てくれるようになりました」(9か月ベビーのママ/30代)

▽ 育児休暇を長くとれない場合、早めに計画的卒乳に踏み切るママさんは多いようです。夜間に授乳がなくなることで、ママさんの寝不足が解消されるのはありがたいですね。「授乳しながら復職したが、体がもたず1歳を過ぎた頃に夜だけ断乳をするようになった」という声もありました。

病気をしたから

「出産をしてから、体のあちこちに粉りゅう(良性の腫瘍)ができるようになってしまい、手術で摘出することに。授乳していると痛み止めなどのお薬が制限されるため、お医者さんに断乳をすすめられました」(1歳2か月ベビーのママ/30代)

▽ 出産後は、ママの体のコンディションも大きく変化します。今までに経験のなかったようなトラブルに悩まされることも。
この他にも「授乳をすることで体重が激減して、自身の健康に不安を感じたから」というママもいらっしゃいました。みんな、命を削ってお乳をあげているのですね……!

2人目の妊娠がわかったから

「2人目の妊娠が判明した夜、思い切って断乳しました。授乳を続けることで子宮によくない影響があるかもしれないと思って。息子は大泣きしたけれど、3日間泣きはらしてあきらめてくれた」(1歳6か月ベビーのママ/30代)

▽ ご懐妊おめでとうございます! 息子さんもおっぱいから離れるのは寂しかったでしょうに、新しい家族を迎えるために頑張ってくれたのですね。

噛まれるのが我慢できなくなった!

「息子は人より早く歯が生えそろってきたので、とにかく授乳が苦痛だった。歯で乳首をキリキリ噛みちぎられそうになるし。泣きながら授乳していました。血がにじむおっぱいは軽くトラウマに……」(9か月ベビーのママ/20代)

▽ おっぱいを噛まれるのは生き地獄そのものですよね。一度出血すると治りにくいですから、痛みは長期戦になります。
痛みを我慢することと、わが子への愛情の有無はまったくの別問題です。心がすさむようなら、ご自身を優先されてくださいね。ママがおだやかでいられるやり方がいちばんです。

まとめ

自分の血液をお乳として外に出すわけですから、考えてみれば不思議なものですよね。いわば錬金術みたいなものですから、ママに負担がかかるのも自然のことでしょう。
子育てに完ぺきなマニュアルはありません。愛しのわが子といっしょに、ふたりに合ったやり方をひとつずつ見つけていければそれが最適なのではないでしょうか。

2020.09.05

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

記事を書いたのはこの人

Avatar photo

Written by 立羽あさぎ

広島の山奥にある大学を卒業後、上京。 着ぐるみのスーツアクター、俳優・声優を経て、都内で劇団『タカラサガシゲキ団』の代表として、脚本・演出家として活動。 現在は子ども向けのクラフトワークショップの講師としても出没。 オフに楽しむ梅酒と枝豆が何よりの至福。 暴走系ひきこもり女です。ご贔屓にどうぞ。

三井みちこ

Illustration by