時間がなくなるのはわかっていたけど…。出産をしてはじめて知ったこと
「子どもが産まれたら自分の時間がなくなるよ」「出産前と後では生活がかなり変わるよ」なんて聞かされていた人も多いと思いますが、実際に出産をしてみると「聞いていた以上に違った……」と途方に暮れてしまう人も少なくないもの。
「こんなこと、誰も教えてくれなかった!」なんて愕然とする人もいるでしょう。ここではそんな、出産をしてはじめて知ったことを聞いてみました。
落ち着いてトイレにも入れない
「子どもが産まれたらゆっくりできなくなるよとは聞いていたけど、ゆっくりトイレさえする時間がないとは思わなかった。だって、トイレだよ……? 人間の生理的欲求さえもそこそこに、時間に追われて過ごすことになるなんて想像もできなかったよ……。
激務な職場で働いていたこともあるけど、体感的にはそれ以上に大変だった」(30代/看護師)
▽ 子どもの後追いが始まると、落ち着いてトイレにも入れないという声も。親の姿が見えなくなるだけで泣くので、一緒にトイレに入ったり、子どもを泣かせっぱなしにしながら用を足したりする人も少なくありません。トイレさえゆっくりできないとは想像もしていなかったそうです。
ご飯を味わって食べられない
「子どもが産まれる前においしいご飯をいっぱい食べに行ったほうがいいよって言われたけど、本当にそう。ご飯を味わって食べられないなんて思わなかったな……。外食でアツアツのラーメンを食べるなんてまず無理だし、喫煙席のあるお店も行けないし。
そもそも家で食べるときも、子どもが飲み物をこぼしたり好き嫌いしたりで食べさせることに必死」(20代/IT)
▽ さっと座って短時間で食べられるラーメン。ですが子どもがいると、そんなささっと済ませる食事こそ食べられないものになります。子どもが飲み物をこぼしたり、割り箸で遊び始めたり、れんげで器を叩き始めたりと大変なことばかりが起こるのです。
お金が湯水のように消えていく
「独身の頃は自分にお金を使っていてもそこそこ貯金できていたけど、子どもが産まれたらお金が湯水のごとく消えていくので意識しないと貯金はできない。記念写真にもお金がかかるし、子どものオムツとおしりふき、それからおもちゃに服。次々と必要なものが出てくる」(30代/主婦)
▽ お金が湯水のごとく消えていき、不安になっている人も少なくないもの。無駄遣いをしているわけではなく、必要なものに使っているだけでもなくなっていくのです。
育児書通りにはいかないこと
「妊娠中にいろんな育児書を読んで勉強していたけど、全然思った通りに進まなくて……。最初から夜泣きするし、離乳食が始まるとご飯は食べないし、同じ月齢の子と比べて寝がえりもはいはいも遅かったし、不安になることがいっぱいあった。毎日必死だったな」(30代/公務員)
▽ 育児は決して育児書通りには進まないもの。子どもはロボットではないので、マニュアル通りにならないのが現実です。