マネーセンスの優れた子どもを育てるためのヒント5つ
もはや大学に行って、大企業に就職するのが幸せで安泰な選択肢とは言えなくなったこの時代。どんな状況になったとしても自分の子どもには優れたマネーセンスを持った大人になって欲しいと思いませんか?
たとえがむしゃらに働かなくても、スマートにお金と向き合えたら理想的です。今回はそのためのヒントを探ってみました!
マネーセンスを培う子育て方法5つ
1: お小遣いの使い道を子ども自身に決めさせる
子どもがある程度大きくなったら、お小遣いを与えるようになるでしょう。その時に大事なのはお小遣いの使い道について、親があれこれ口を出さないことです。親としてはいろいろアドバイスしたくなりますが、そこをぐっと我慢しましょう。さまざまな無駄遣いや失敗をすることも、健全なお金の使い方を学ぶには大切なことなのです。
「自分で決めた」ということがお金の使う責任感を大きく育むことにもなります。
2: 「無駄遣いだから」と親が勝手にジャッジしない
将来のために貯金をすすめたり、今しか遊ばないならもったいないと諭したり、親としては子どものお金の使い方について、なにかと“無駄遣いだから”とジャッジし、アドバイスを与えようとします。
でもそれでは子ども自身のマネーセンスはいつまでも成長してゆきません。マネーセンスは親から価値観を押しつけられるのではなく、自分自身で養っていてこそ、身につきます。親の良かれと思う価値観を押しつけないよう気をつけて!
3: 同じモノでも国によって違いがあることを伝える
グローバル化された世の中ですから、同じモノが国によって値段が変わる、ということも早いうちから知っておくといいでしょう。
なぜ値段が違うのか、どうして同じ値段にならないのか、お金の価値は決して固定的なのではなく、さまざまに変わるものだということを実感するきっかけにもなります。日本のなかだけでなく、お金は世界の国々でどんなふうに使われ、価値があるのか、多様的に考えられるきっかけにもなるでしょう。
4: 自分自身のお金にまつわる思い出や失敗を積極的に子どもに話す
小さい子どもにとって親は完璧な万能者のように見えるかもしれません。
でもそんなお父さん、お母さんが小さい頃はどんなふうにお金と向き合っていたのか、お金にまつわる思い出や失敗など、身近な話を聞かせてあげるのもいいでしょう。親だって最初からすべてできていたわけではない、いろいろ失敗をしながら大人になったんだよ、ということを、子どもとコミュニケーションをとりながら教えてあげましょう。
5: 学校の勉強ばかりではなく、子どもにいろいろな経験をさせる
日本の学校ではお金との付き合い方を教えてくれることはほとんどありません。だからこそ親が主体的に子どもにマネーセンスを磨くための経験をさせてあげることが必要だと言えます。
フリマに出店する、ボランティアをする、何かを手作りして売る、限られた予算の中で楽しい旅行を計画する、さまざまな経験がお金について考えるきっかけやヒントを与えて、マネーセンスを磨き、伸ばすきっかけを与えてあげましょう。