一周回って悟った! ママたちの育児のモットー
子どもを産む前は「こんなお母さんになりたい」という理想像があったり、「子どもにこんなことをしてあげたい」なんて夢を描いたりもしたものですが、実際に子どもを育てているとうまくいかないことだらけ。
理想と違うことはもちろん「こんなはずでは……」と現実に打ちのめされることもあるでしょう。ここではそんなママたちに、一周回って悟りを開いた、ママたちの育児のモットーを聞いてみました。
「まあ、いっか」
「子どもがなかなかご飯を食べないタイプで、食事の時間になると椅子に立つし、食事中に動き回るし、食べさせようとするとスプーンをぶん投げるしかなり悲惨。食事のたびにそうだからストレスがたまっていたんだけど『まあいっか。椅子に立ってご飯を食べるくらいなんてことはない』とか『スプーンが落ちたら拾えばいいだけ』ってゆるく構えるようにしたら、ストレスが減ったよ」(20代/販売)
▽ もっとも多かったのは「まあ、いっか」をモットーにしているというママたちの声でした。育児は完璧にしようとすればするほどストレスがたまるもの。スプーンを投げたら拾えばいいだけ、食事中に動き回るのも家ならオッケーと腹をくくれば育児がぐっと楽になるそうです。
「生きていればそれで上出来」
「子どもの食べムラがひどくて、野菜とお肉を食べてくれない日が続いてすごく不安だった。この子はこのまま大きくなれるのかなぁなんて不安になることも。でも病院に行って相談したら『こんなにぷくぷく大きくなっているんだから大丈夫ですよ』って言われて一安心。『生きていれば上出来です!』って言ってもらってすごく救われた」(30代/医療事務)
▽ 生きているだけで上出来。子どもを育てるのは、それだけでかなりハードなこと。なんでもかんでもパーフェクトにできることなんてありえません。子どもが元気に笑って生きているなら、それだけで完璧なのです。
「ひとりで全部やるのは無理」
「ひとりで家事も育児も完璧にこなさなきゃと思っていたら、いつもイライラしてしまいには子どもにそのイライラをぶつけるように。ダメな母親だなって子どもに泣きついたら、子どものほうが『大丈夫?』って聞いてなぐさめてくれた。その顔を見たら、私ひとりで全部やるのは無理なんだって受け入れて、どんどん周りに頼っていこうと思えた」(30代/専業主婦)
▽ 育児と家事の両立は大変なもの。とてもひとりでできるものではありません。全部自分だけでやらなければと抱え込むとしんどくなる一方。一人では無理だと割り切って、どんどん周りを頼っていきましょう。
「頑張らなくてもいい」
「産まれたときからうまく母乳が飲めなくてすごく悩んでいた。助産師さんからは『頑張れば完母になれるから!』って言われたけど、毎日授乳がしんどくて子育てがまったく楽しいと思えなくて。
そしたら子育て経験のある友達から『うちは完全ミルクだけど子ども元気に育っているし、まったく問題ないよ!』って言ってもらってスッキリ。すごくすごく頑張ればできることだったのかもしれないけど、そうすると体調もしんどいし、友達から頑張らなくてもいいよって言われて気持ちが楽になった」(30代/公務員)
▽ 「頑張ればできる」「無理すればできる」と思って過ごしていると、体力的にも気力的にもしんどくなるばかりです。「頑張ればできる」を「頑張らなくてもいい」に変えると一気に育児は楽になるそうです。