どうして食べないの?“離乳食が進まない”の乗り越え方
いよいよ始まった離乳食。一生懸命刻んで、コトコト煮て、すりつぶして、作ったのに食べてくれない! パクパク食べる子はもはや大人顔負けなくらい食べるし、どんどん固形になっていくのに……。
そんな、頑張っても頑張ってもどうにも進まず不安になっているママさんへ。今回は「離乳食が一気に進んだ!」という体験談を集めてみました。
思い切って断乳
「10か月になっても離乳食をほとんど食べず。体重が減ってきてすごく心配して一日中授乳していた。でも、私が風邪をひいてしまって断乳せざるを得なくて止めたら、次の日から急に食べるように。それからサクサク進んで、1歳の今では私より食べるよ」(29歳/1歳児ママ)
▽ 食事が摂れないとなると唯一の栄養源のおっぱい。止めたら栄養不足になっちゃうんじゃ……と考えて、なかなか踏ん切りがつかない気持ちは分かりますが、ダラダラ飲ませているおっぱいこそが食べない原因になっていることも。
思い切ってやめてみると「おっぱいないなら食べようかな」と赤ちゃんが切り替えてくれるかもしれません。
おやつで食の楽しさをプラス
「1歳目前なのに10倍がゆ数口しか食べられなくて泣いてばかりだった娘。固形のものを食べる楽しさを知ってほしくて赤ちゃんお煎餅デビューしたよ。そしたら口をあけてパクパク。そこから小さいパンやおやきが食べられるようになってきたよ」(38歳/11か月児ママ)
▽ おやつは体に良くないんじゃ……。おやつの味を知っちゃうとご飯を食べなくなるんじゃ……。使い方に迷うおやつですが、食事の楽しさを教えるのに一役買ってくれる可能性大!
赤ちゃん用のおやつは口当たりがよく、くちどけもいいので、「おいしい!」と赤ちゃんは感じるはず。ごっくんや手づかみが上手になるので離乳食を軌道に乗せるのに使用するのも手です!
食事環境を変えてみる
「いつも食器で遊んでばかりだった息子。すぐ椅子から立つので外食は避けてたんだけど、お友達親子とランチに行ったら、お利口に座ってたくさん食べた! お友達からいい刺激を受けたんだと思う」(26歳/1歳1か月児ママ)
▽ ちょっとしたことが食の楽しさを知るきっかけになることもあるようです。お友達と食べたり、お皿を好みのキャラクターに変えてみたり、ベランダや公園などお外で食べてみるのもいいかもしれません。
マンネリで“食事=つまらない”の認識がついてしまっている赤ちゃんには効果が期待できるかもしれません。
空腹を待つ
「食事を見せても泣いたり、暴れたりするばかり。食べないから何食にも分けてあげてたけど、疲れて一日三食、食べなかったらすぐさげるを繰り返したら一週間くらいして爆食い! お腹が減ればちゃんと食べるんだよね」(34歳/1歳半児ママ)
▽ 健康ならばお腹が減ればそのうち食べます。体重が停滞しているとなんとかして食べさせたいとダラダラ食べさせたり、ちょこちょこと何度も食べさせたりしたくなってしまいますが、いつも食べ物が近くにある生活をしているとお腹が減らなくなってしまいます。
無理強いせず、本人が欲しがるまで待てば必ず食べる時が来ます。気長に待ってみてはいかがでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか? 成長曲線が停滞気味だと大きく食生活を変えることに抵抗があると思いますが、変えることで一時的に体重が減っても、その後、大きくジャンプアップしていくことも。日々の変化が気になってしまう時ですが、長い目で見ていろいろ工夫してみるといいでしょう。
大人になっても離乳食のままの人はいません。どうか思いつめず、食事の楽しさを教えてあげられるといいですね!