ママたちに聞いた! 育児中に言われてイラッとした言葉
小さな子どもを育てるのはとても大変です。連日続く睡眠不足や24時間体制で子どもの面倒を見るプレッシャーは、仕事をする以上にハードなものでしょう。そんななか、無神経な言葉をかけられて苦しむ親も少なくありません。ここではママたちに「育児中に言われてイラッとした言葉」を聞いてみました。
「泣くのには理由があるんだから…」
「どんなにあやしても泣きやまない子どもを見て、義母に言われた言葉。毎日必死で子育てをしているのに、自分の子どもを泣きやませられない自分はダメな母だと言われているような気持ちになってイラッとした」(30代/0歳児育児中)
▽ 励ましのようにも聞こえる言葉ですが、泣いている赤ちゃんをずっとあやしつづけている親にとっては否定されているような気持ちになります。
「こんなに必死なのに、泣いている理由がわからないのはダメな親なの……?」と、自分を責めてしまうことも。0歳児はまだ言葉が話せません。理由を探すことさえ一苦労なのです。
「え、昨日ちゃんと寝てなかった?」
「毎晩3時間おきに目覚めておっぱいをほしがる子ども。それなのに隣で夫は起きずに寝ていた。それだけでもイラッとするのに、翌朝私が寝不足だと訴えると『え? 昨日ちゃんと寝てなかった?』とキョトン顔。人を憎むってこういう感情なのかと思った」(20代/0歳児育児中)
▽ 毎晩夜泣きに対応しているのにまったく気づかず隣でいびきをかいて寝ている夫を見ると、いらだつ妻も多いようです。同じ親であるのに、この違い。また、夜泣きの対応をしたことにさえ気づかず「ちゃんと寝てなかった?」と言われてしまうのもいらだちポイントのようです。
「次は○の子(逆の性別)だね~」
「娘を連れて電車に乗っていたら、隣の席に座ったおばさんに『次は男の子ね~』って言われたこと。年齢的にも体力的にも二人目ができるかわからないなか、無責任にもそんなことを言われて腹が立った」(30代/1歳児育児中)
▽ 人には色んな事情があります。にもかかわらず、赤の他人に「次は○の子(逆の性別)だね~」と言うのは失礼な話ですよね。ズケズケと家族計画について聞くのはご法度。余計なことは聞かず、黙って見守ることが正解なのです。
「昼間家にいるんだから…」
「夜間授乳や、1時間近く泣き続けることもある子どもの世話を毎日していて、家事がおざなりに。それでも頑張って料理を作っていたのに、仕事から帰ってきた夫に『昼間家にいるんだから片付けくらいしろよ』と言われてイラッ。仕事しかしてないやつに言われたくない!」(30代/0歳児育児中)
▽ 育児中の親には休みなんてないもの。会社員でいればお昼休みにゆっくりとご飯を食べることができますが、育児をしながらゆっくりとご飯を食べることは不可能です。にもかかわらず「昼間家にいるんだから」と言われては、イラッとするのもうなずけますね。
「赤ちゃんは泣くのが仕事だから…」
「里帰り出産をしていて毎日泣き続ける子どもを3時間ずっと抱っこしていたとき、実母に『赤ちゃんは泣くのが仕事だからね』って励まされた。寝不足でメンタルがやられてるから、そうじゃなくて『無理しないで』とか『大丈夫?』って聞いてほしかったな」(20代/1歳児育児中)
▽ 赤ちゃんは泣くのが仕事だとはよく言われますが、その言葉が逆に親にとって負担になってしまうこともあるのです。追い詰められている親には「大丈夫?」「大変だね」と共感や同情をしたほうがいいでしょう。