目標が達成できなかった…落ち込む子どもに親ができるケアとは
子どもは大人が思っているよりも感受性が高く、自分が目標としたことが達成できなかったときはひどく落ち込んでしまうもの。「テストで100点が取れなかった」「徒競走で一位が取れなかった」「がんばっても先生に褒めてもらえなかった」など、大人にしてみたら「気にすることない」と思うことが、子どもにとってはとてもショックな出来事として心に残ってしまいます。
そこで今回は、「落ち込む子どもに親ができるケア」をご紹介したいと思います。
落ち込む子どもに親ができるケア
1: 落ち込むことを褒めてあげる
落ち込むということは、子どもが一生懸命にがんばった何よりの証拠です。真面目にがんばっていなければ、目標が達成できなかったとしてもさほど落ち込むことはないはず。(もちろん性格はありますが)なので、まずは落ち込こんでいることを褒めてあげてください。そうすることで、子どもは目標が達成できなかった悲しさよりも、目標を達成しようとした自分自身を認めてあげることができますよ。
2: 親の失敗談を話してあげる
子どもの視野はまだまだ狭いので、ついつい「うまくいかないのは自分だけ」と思い込んでしまう危険性があります。
なので、そんなときは親の失敗談を話してあげてみてください。そうすることで、みんな同じように失敗し、悩むものだと知ることができます。あわせて、どうやって乗り越えたかを話してあげることも忘れないでくださいね。子どもは親の実体験を知ることで、「自分もいつかうまくいく」と思う勇気を手にすることができます。
3: 「どうしたらいいか」を話し合う
子どもの気持ちが落ち着いてきたら、次に同じ失敗を繰り返さないために「どうしたらいいか」を一緒に話し合ってみてください。このとき、できる限り「答え」を子ども自身にださせるようにサポートしてあげることが重要。
「どうして目標が達成できなかったんだと思う?」「目標を達成するために、次はどうしたらいいと思う?」など、質問形式で一つ一つ順序だてて子どもに理解させてあげてください。親が答えを言ってしまうのは簡単です。
でも大切なのは、子どもの「考える力」を育ててあげること。ほんの少し時間はかかってしまうかもしれませんが、小さな問題を一つ一つ丁寧に解決していくことで、いつしか親のサポートなく、自分の力で解決していけるようになります。心の強さは、勉強とスポーツと同じように練習を重ねることで鍛えていくことができるものです。
まとめ
いかがでしたか? 失敗を前向きに受け止められるほど、子どもの心はまだ成熟していません。だからこそ、目標を達成できずに落ち込む子どもを、親が上手にサポートしてあげることが必要。日々一生懸命生きている我が子を信じて、暖かく見守っていきたいですね。