子どもは褒めて伸ばす? 厳しく伸ばす? それぞれのメリットとは
「子どもは褒めて伸ばした方がいい!」「いいえ、厳しく伸ばした方が将来のため!」……? あなたはお子さんに対してどちらですか? それぞれのご家庭の教育方針があるのでどちらが正解といえばどちらも大正解です。そこで、うちの子はどちらが向いているのかしら? と方針に悩んだら実際のそれぞれの教育を受け、大人になった社会人の体験談を参考にしてみてください。
褒めて伸ばすメリット
何事も自信満々に取り組むことができる
「小さい頃から何でもないことも親によく褒められました。おかげで何事も自信満々に取り組めるようになったと思う」(33歳・女性・美容師店長)
▽ 小さいことでも親が気付いてあげて褒めることで、それが自信となり、自己評価が高く自信家に育つことが多いようです。
意欲が出てくる
「テストの点が悪くても怒らず『すごいよ! 次は合格点目指せるように頑張ろうね!』となぜか褒められるので逆に申し訳ない気持ちになり勉強に励むことができました」(30歳・女性・看護師)
▽ どんなときでも次は頑張ろうと前向きな言葉をかけることが、失敗から成功へ導くのだと思います。確かに自分では思うような結果が出なくて落ち込んでいても周りから褒められると、もっと頑張ろうとやる気が湧いてきますよね。
出世コースも夢じゃない!?
「すごい! さすが! と言われると『もっといけるんじゃないか』と自分の中の可能性まで広がる」(33歳・男性・営業所長)
▽ 言われてうれしくない人はいない褒め言葉は、お子さんにとってもパワーの源です。自分の実力を上回る魔法の褒め言葉ですね。
厳しく伸ばすメリット
何事も冷静な判断が身に付いた
「ミスしたことに対して、何がいけなくて次はどうしたら良いかを小さい頃から自分で考えさせられてきたので、何があっても動じない冷静な判断力が身に付いたと思う」(38歳・男性・医師)
▽ ルール違反をしたらとことんお説教をされるので、次に同じ過ちをしない・冷静に物事を対処できるという意見が多数ありました。常に冷静な判断ができる人はとても頼りがいがあり、周りからも信頼されます。
ルールに従うことが得意
「小さい頃は厳しい親だと思っていたけど社会人になって上下関係や常識が身に付いていたのでかわいがってもらえ、厳しかった過去に感謝している」(35歳・男性・国家公務員)
▽ 大人になってもルールやマナーが守れない人は意外に多く、直すのに苦労します。小さい頃からこうしたルールやマナーを学んでおくことで、スマートな人になれるでしょう。
誠実さがチャームポイント
「厳しく育てられた人は誠実な人が多いと思う。今ある自分の思いやりとか優しさは『相手の立場になって考えなさい』と小さい頃から厳しく教えてくれた両親のおかげ!」(32歳・女性・看護師)
▽ 両親が聞いたら涙する言葉ですね。人の痛みが分かる大人になれと私も周りから言われてきたので賛同できます。誠実さは性格もありますが、環境が大きく作り上げるものだとも思っています。こうした人は異性からも好感度が高いですよね。
いかがでしたか? それぞれ良いところがあるので、どちらの良い所も拾って子育てに活かしてみてくださいね。