子どもの意欲はママ次第! 2・3歳児の「自分でやりたい」を育むひとことって?
子どもは2歳頃から自我がでてきて、何でも自分でやりたいという好奇心や挑戦心が芽生えてきます。しかし、ママは自分がやったほうが早くすんだり、手順が間違っていると、つい口を出してしまっていませんか? 自分でやりたい意欲を育てるのもダメにするのも、ママの対応次第なのです。そこで今回は、お子さんが日常で感じる意欲を伸ばすひとことを、シチュエーション別にお伝えしていきます。
お子さんの意欲を伸ばすひとことって?
時間がなくてママがやる時
お子さんが一人でやるとなると、大人だと3分もあれば終わることを平気で10分以上かかったりします。忙しいママはきっと「私がやったほうが早い」とついお子さんのやりたい意欲を奪って、ママがやってしまっていませんか?
ときどきならママがやってもOKですが、お子さんは「自分でやりたい」という意欲があり頑張っていたのですねてしまうこともあります。ですので「○○ちゃんもやってみたいよね。上手にできるようにまずはママがやるのを見ててね、あとで一緒に挑戦してみようね」などと一声あると、お子さんも意欲を否定された気持ちにならずに済みますよ。
手順を教えようとすると子どもが怒る時
自分でやるのはいいものの、手順が間違っているとその場で注意しないと間違ったまま覚えてしまわぬか心配になりますよね。つい手順を教えようと口を出してしまいますが、それに対してお子さんは意欲を否定されたように感じ、すねたり怒ったりしてしまいます。
最初は手順を教えこむよりも、お子さんの意欲を全面的に肯定してあげましょう。「自分で挑戦して偉いね!」「上手にできたね、ここをこうするともっとすごいよ!」と、手順よりもお子さんが「褒められた」と感じる伝え方をすることで、次も進んでやろうという意欲が育ちます。
「自分で!」というもののできないと泣く時
自分でやると言い張ってやるものの、うまくできず嫌気がさして最終的には泣いてグズグズしてしまうことも珍しくありません。2歳児はまだ手先が器用でなく、手指の発達がきちんとできてくるのは3歳頃からと言われています。どんなに頑張ってもうまくボタンが閉められなかったりスプーンで上手に食べられなかったり、物を落としてしまったりします。
繰り返し練習することが大切なので、意欲を優先しつつ、できなくて泣いてしまっても「一人で頑張れたね、あとはママとやってみよう」「頑張ったね、こうすればもっと簡単だよ」などと、すねても泣いても褒めてあげることが大切です。
いかがでしたか? この頃のお子さんは「自分でやりたい」という意欲があるだけで素晴らしいです。そんな意欲を時間がないから、仕事が増えるからというママの都合でダメにしないでください。できる・できないにかかわらず、意欲を褒めてあげて、ママ自身が大きな心を持ち、イライラしても「気長に気長に……」と心で唱えてお子さんの意欲を育てていきましょう。