イヤイヤモンスター! 言うことをきかない子への対処法5つ
イヤイヤ期の子どもはリアルモンスター! ぶっ飛んだイタズラや、驚くべきききわけの悪さに、日々へとへとになっているママさんも多いのではないでしょうか? 今回はそんなママさんたちのお助けになればと、現役の保育士さんに上手な子どものしかり方をうかがってきました。
怒っていないことを伝える
「子どもって悪いことをしたあと、怒られるんじゃないかってすごくビビってるんだよね。だから、大人が話をきこうとしただけでも逃げたり黙り込んだりして拒否する子が多いの。
その状態だとこっちの気持ちは伝わらないから、まずは『怒ってないよ! 怖くないよ!』っていうのを伝えるのが大切。安定した中で話せば、子どもも意外にすんなり納得してくれるよ!」
▽ なるほど。大人でも怒っている人の前だとビビってその場を逃げることばかりに思考が走ってしまいますもんね。反省させるには安定した空気が必須条件ですね!
嫌がる理由をきく
「子どものイタズラって大人からすると意味不明のモノが多いからつい頭ごなしに怒りたくなっちゃうんだけど、それはダメ。だいたいのことには子どもなりの理由があるんです! それをじっくりきいて、受け入れるところは受け入れたうえでしかると、みんな素直に反省してくれますよ」
▽ 理由があっての行動を頭ごなしに怒られたら、そりゃあ子どもも納得しないですもんね! 子どものやることだからと軽く見ず、きちんと理由をきいてあげましょう。
言うことをきくメリットを話す
「たとえば、ホウレンソウを食べてくれない、お勉強をしてくれない、そんなときはその子の憧れてるモノを持ち出してこう言えばイチコロ! 『ホウレンソウって実はあのアンパンマンも大好きなんだよ!』とか『お勉強を一生懸命頑張るとプリキュアになれるよ!』とか言えばけっこう頑張ってくれますよ」
▽ かわいい! 本当に子どもって素直ですね!
直したらすぐにほめる
「“子どもが謝って、行動を正したらすぐにほめてあげる”これが大事だと思う。『直せばいいんだよ!』ということが伝われば、謝るのが苦手な子も勇気を出して謝れるようになってきます。いつまでも怒られたままだと思うと、子どもは逃げることばかり考えて反省しなくなってしまうから気をつけて!」
▽ 怒りがおさまらないときもあると思いますが、直しても怒られるのでは子どももたまったものではありません。なるべく、さっと気持ちを切り替えたいものですね。
解決策を考えさせる
「たとえば子どもが壁に落書きをしちゃったとき、『消しなさい!』って解決策を一方的に押しつけるのはNG。子どもは強制されることが嫌いだからそれだと反抗される危険が……。
そういうときは『壁さん汚れちゃったね。きっと悲しんでるよ。どうすればいいかな?』みたいにきいてあげて子ども自身から反省の言葉と落書きを消す! という解決案が出るまで待ってあげるのが◎。自分で考え抜いて結論を出したことなら納得感があるから、再発も防げるよ!」
▽ 自分で考えさせると時間もかかるしじれったいですが、反省プラス自主性も育てられる一石二鳥の方法。再発率も下がるとなれば実践したいですね!