妊活がうまくいかない……そんなブルーな気分を乗りこえる処方箋
「そろそろ赤ちゃんが欲しい!」と思って妊活をはじめてみたけど、なかなか結果が出ない……というのは精神的にもかなりキツイものです。まわりの友だちは当たり前のように妊娠・出産しているようなのにどうして自分だけ!? と自分を責めたり焦ったり……そんなときどうすればいいのでしょう?
勉強や仕事とは異なり、頑張れば頑張ったぶん成果につながる、あるいはその努力や経験が蓄積されて強みになる、というわけでもないのが、妊活の悩ましいところ。続けているうちに、身も心もヘトヘトに消耗してしまうようではストレスとなるばかりです。計画した通りにはなかなかいかないし、ときにはあえて“頑張りすぎない”ことがベストチョイスなときもあります。
今回はそんな「ブルーな気分を乗りこえるヒント」を集めてみました。
ネットに溢れる情報に振りまわされたり、一喜一憂しない
ネットにはあらゆることに関する情報が膨大に出回っています。妊活についてもしかり。調べ出したら、きりがありません。妊活がうまくいかないと、思わずネット上で似たような境遇の人の話やアドバイスを調べたくなります。でもどんなに他人のケースや専門家の見解を読みあさっても、自分にとっての正解は見つかりません。
妊娠という自然現象には大きな個人差があるので、どんなに知識ばかり増やしても、自分の妊娠につながるとは限らないのです。とくにフォーラムにはいろんな人の体験がのっていますが、自分にとって参考になる部分は限られています。情報を大量にインプットすることより、自分の体や体調と向き合うことに目を向けて。
友だちや家族の親切なアドバイスや行動が、必ずしも自分にとってベストとは限らない
妊活中だと知ると、友だちや家族が親切心からいろんなアドバイスをしてきたりします。でもそのアドバイスはあくまで主観的であったり、なかにはお節介なものまであるので、ときにはうまく受け流すことも覚えましょう。妊活で一番大事なのはあなた自身の体、そしてあなたのことをよく知っているかかりつけの医師やセラピストの専門的な意見やアドバイスです。
いくら仲がいいからと言って、なんでも解決できるわけではありません。みんな違っていて当然だし、どんなにトライしてもうまくいかないときはそれを受け入れ、前に進むしかない、そんな風に気持ちをコントロールしていきましょう。
パートナーにはなんでも話し、サポートしあえる関係でいる
妊活にはパートナーの協力、そして理解とサポートが不可欠です。はじめてすぐに妊娠が判明すればいいですが、なかなかうまくいかず時間がかかってくると、ストレスも溜まるし相手を責めたくなるような気分になることもあるでしょう。「私はこんなに頑張っているのに、どうしてもっと協力してくれないの!」と思うこともあります。
でもちゃんとサポートしてほしいと思うなら、自分の気持ちや状態をいつも相手に話し、理解してもらう必要があります。こんなときこそ、コミュニケーションがなにより大切。そしてうまくいかないことが続いても、気分がめいらないよう、今のうちに旅行や映画、飲み歩きなど、子どもいたらできないようなことをたくさんして、ふたりの時間を満喫しておくことです。
おわりに
よくあるケースですが妊活がうまくいかず、あえてやめてみたところスムーズに妊娠できたというパターン。もちろん必ずそうなるというわけではありませんが、やはり大切なのは、心からリラックスし、赤ちゃんを授かりものとして大切にすることだと思います。妊娠という生命の神秘、これだけはどんなに技術や医療が発達しても、私たち人間がすべてコントロールできるものではありませんから、焦ったりしないで待つのがベストでしょう。