働くママがどーしようもない罪悪感を覚えてしまうときって?

2015.10.14

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共働き家庭が増え、仕事をしながら育児をするママが増えました。とはいえ、育児と仕事の両立はそうたやすいことではありません。時間的にも体力的にも制約があるなかで、働くママも精一杯がんばっているつもりでも、どうしても罪悪感を覚えてしまうときがあります。
それはいったいどんなときなのか、あらためて考えてみました。


子どもが病気のとき

働くママはつねに時間との戦い。子どもを保育園に預けて、すぐ仕事に向かって……と毎日綱渡りのような日々です。その生活リズムを一変させてしまうのが、子どもの病気。なんの前触れもなく、とつぜん具合が悪くなったり、熱を出したり――ということが多いので、先がまったく読めません。
ですが子どもの看病で夫はアテにならないと、そのしわ寄せはすべてママに。仕事はお休みして、子どもにつきそっていなければなりません。病気でつらそうなわが子を目の前に、でも心のなかでは残してきた仕事が気になって仕方がない……そんなとき、どんなママでも子どもに100%意識が集中できないことにうしろめたさを覚えるものです。

子どもにきちんとした食事を用意できていないと感じるとき

育児で、専業ママと働くママの違いが大きくあらわれるのが食生活といってもよいでしょう。仕事という時間的制約があるなかでは、食事も外食や便利な冷凍食品などに頼りがちになってしまうのも無理はありません。
でもSNSなどで、専業ママたちの手間ひまかかったお弁当や日々の食事内容などを見ると、つい自分と比較して、落ちこんでしまいます。食事が子どもの成長にとって大事なことは百も承知。でも毎日3食手作りなんて時間的にもどーしてもムリ! そんな状況だと自分がダメな母親なんだとつくづく落ちこんでしまうことも……。

子どもとすごす時間が圧倒的に少ないと感じるとき

フルタイムで働いていて、子どもと一緒にいる時間がただでさえ少ない、そのうえ保育園から帰ってきたら、すぐに食事、入浴そして寝かしつけ――と嵐のような時間で、それをこなすのに精いっぱい。ゆっくり相手をしてやることができない……というのも働くママにとって大きな罪悪感になっていきます。ほんとうはもっと子どもの話をちゃんと聞いてあげたいのに、一緒に遊んであげたいのに……日々成長する子どもに親としてきちんと向きあえていないのではないかと感じることも。
子どもが親を必要とし、ただ一緒にいるだけで笑顔があふれる、そんな時間はわずか数年だし、時間はあっという間にすぎ去ってしまいます。そんなときに一緒にすごす時間が少ないというのは、親としても悔いが残るような気がします……。

まとめ

たしかに働くママたちは、日々の生活のなかでさまざまな罪悪感を抱くときがあります。でもだからといって、仕事を辞めるのが正解とは限りません。なんでも完璧にこなすママでなくても、毎日時間に追われながら悪戦苦闘するママの姿を見て、子どもは親をなんとか助けたいと感じるようになるし、それが自立心の芽生えにもなります。一緒にすごす時間がたとえ少なくても、できる限り濃密な時間とすることで、子どもは親の愛情をしっかりと受けとめることでしょう。
子どもはなにより、自信のあるハッピーな母親を見ていたいと思うはずです。だから罪悪感なんかに負けず、子どもをしっかり愛してあげましょうね。

2015.10.14

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。