「ハッピーママ」と いつもイライラ「ストレスママ」。その違いって?
育児は楽しいものですが同時に大変なこともたくさん。とくに幼児期にはイヤイヤ期もあり、子どものワガママにふりまわされイライラしてしまうママもめずらしくありません。ではいつも子どもをしかってしまう「ストレスママ」とゆったりな「ハッピーママ」、その違いはなんでしょうか? その違いと「ハッピーママ」になるためのヒントについてまとめてみました。
「ハッピーママ」は子どもに「完璧さ」をもとめない
まず一番の違いは、心のもちようにあるでしょう。ママのなかには「格差」を気にするあまり、子どもにも完璧さ(お行儀・成績・社交性・運動能力など)をもとめ、自分の理想に近づけようと非現実的なハードルをもうけてしまう人もいます。だからその理想と現実が一致しないとつねにイライラし、子どもにも必要以上にきびしくあたってしまいます。でも「ハッピーママ」は子どもをありのままの存在として受けとめ、無条件に愛をそそぎます。完璧である必要はまったくないことを理解しているのです。
「ハッピーママ」は子どもの悪ふざけにふりまわされない
子どもはつい調子に乗ったり、ただ「構ってほしい!」という気持ちでふざけたりします。悪気があるわけではなく「楽しい!」という気持ちが高じてはめをはずしてしまうこともよくあります。「ハッピーママ」はそんな子どもの心理をよくわかっているので、子どもの悪ふざけにふりまわされることがありません。もちろん誰かの迷惑になるような行為はきちんとしかって止めさせますが、そうでないかぎり子どもの悪ふざけやいたずらはおおめに見ていようという心がまえができています。
「ハッピーママ」は聞き上手である
目上の人や大事なクライアントの話であれば、誰しも集中して聞くと思います。でも果たして子どもについてはどうでしょう? 毎日の生活のなかで、自分の子どもの話をどれだけ真剣に聞いてあげているでしょうか。子どもが話しだしてもすぐに先まわりして「答え」を出したり自分の意見を押しつけたりするのは、ほんとうの意味で「聞く」ことにはなりません。子どもが小さな頭と心を一生懸命使って伝えようとしていること、そしてその背後にある意味までちゃんと理解するためには、つたない子どもの言葉でも神経を集中して聞く必要があります。
「子どものいうことなんて毎回似たようなことばかりだわ」なんて決めつけるのは「ストレスママ」。子ども相手だからこそ親が聞き役に徹してみる、それが「ハッピーママ」。だからこそ誤解や偏見のないフラットなコミュニケーションが成立するのです。
「ハッピーママ」は子どもと本気で遊ぶ
せっかく子どもと公園にきているのにスマホをいじってばかりで子どもの相手をしないママと、子どもの遊びに全力でつきあうママ。子どもにとってうれしいのはどちらでしょう?
たしかに今はたくさんのすぐれたオモチャがあるし、タブレットの知育ゲームもあります。でも子どもにとってもっとも楽しいと感じるのは、ママやパパが本気で自分の遊びにつきあって、同じ目線で遊んでくれることではないでしょうか。親子とはいえそんな時間を積みかさねることで、愛情や信頼感をより深めることができることでしょう。ママにとっても子どもと真剣に遊ぶのは純粋に楽しく、ストレス発散にもなります。なにもそれが長時間である必要はありません。共働きママで時間がなかなか見つからないという人でも、子どもと一緒にいられる時間は思いっきり遊んであげることでクオリティの高い時間をすごせることでしょう。