のびのび子育てVOL.3 生後3か月頃までの育児は大変だけど楽しまなきゃ損!
出産してしばらくは、授乳など慣れない育児生活でてんてこまいのママがほとんど。初めての子どもだとすべてが初体験ですから、ママもパパもことあるごとにヒヤヒヤ・ドキドキしたり、「これってどうなの?」と調べることばかり。
そこで今回は生後3か月までの育児について簡単にご紹介したいと思います。
生後1か月頃
出産直後から生後2~3か月のこの時期はママにとっては一番大変な頃。そして赤ちゃんの成長スピードや顔つきの変化も著しく、大変だけど喜びも大きい時期です。産後1か月間はあまり積極的に外出したり家事をすることはありませんが、産後2か月目になるとママも少しずつ出産前の日常生活に戻りはじめます。産後1か月に赤ちゃんとママの1か月検診を出産した病院で受診します。里帰り出産の場合は早くてもこの1か月検診を受診したあとにパパが待つ自宅に戻ることになります。
生後約1か月頃には、赤ちゃんの健やかな成長を願う「お宮参り」を氏神様が祭られている神社で行います。ただ、時期はあくまで目安。季節も考慮し(真夏や真冬に生まれたての赤ちゃんを連れ出すのも大変です)赤ちゃんとママの体調を最優先してスケジューリングを。最近は生後1か月目にこだわらず、首がすわりはじめる3~4か月頃にお宮参りをするご家族も多いようです。
生後2か月頃
産後2か月目からは赤ちゃんの予防接種がはじまります。ママはパパとよく相談して、複数のワクチンを接種する「同時接種」かひとつずつ摂取する「単独接種」のどちらにするかを決めておく必要があります。同時接種の場合、何度もある予防接種がひと段落するのは約1年後。単独接種の場合は1年半~2年ほどかかります。職場復帰を考えているママは保育園入園や復帰の時期をよく考え、予防接種のスケジュールをかかりつけの小児科の先生に相談してみましょう。予防接種を受ける前には必ず副作用などについて記載された同意書をよく読んでおくことも大切です。
生後3か月頃
生後3か月にもなると、ママもパパも赤ちゃんとの生活にだいぶ慣れてくる頃。少しずつではありますが、睡眠やトイレなど赤ちゃんのカラダのリズムも整いはじめ、首もまだ完全にはすわりませんがかなりしっかりしてきます。
この頃の一大イベントと言えば「お食い初め」。これは、赤ちゃんが将来食べるものに困らず、スクスクと元気に育ちますように……と願いをこめて行うもの。
めでたい席なので縁起のよい「鯛」や、煮しめ(筑前煮)、お赤飯などを揃えます。用意した食事は赤ちゃんに食べさせるフリだけをして、実際は大人が食べます。授乳中のママで母乳の詰まりが気になる場合は、もち米を使った赤飯ではなく季節の食材を使った炊き込みごはんでももちろんOK。細かいしきたりやルールを気にしすぎず、家族みんなで楽しむことがなにより大切です!
まだまだ育児が大変な時期ですが、こうしたイベントは振り返るととてもいい思い出になります。ママと赤ちゃんの体調のいい日に、ぜひお祝いをしてあげたいですね。
いかがでしたか? 首が完全にすわる前の生後3か月頃までは、1か月検診にはじまりどとうの予防接種やお宮参り、お食い初めなどイベントが盛りだくさん。ママは睡眠不足の毎日で体力的にちょっとツライときもあると思います。1人で無理をしすぎず、パパと協力しながら大変な産後の時期を乗りこえ、わが子の著しい成長を楽しみながら見守りたいですね。