のびのび子育てVOL.1 「ママ友」「児童館」との付き合い方
出産して育児にも慣れてきた頃、頭をチラホラとよぎるワードのひとつ、「ママ友」。幼稚園や保育園に通い出すと子供同士も仲良くなり、自然と他のママたちと顔を合わせて情報交換をする機会が増えますよね。しかし幼稚園や保育園に通う前はどうなんでしょう?
ママ友って?
「ママ友」とは子どもを介して知り合ったお母さんのことで、子供たちの存在がなければ知り合うことも関わることもなかった人たちのこと。もともと友人で、出産した友達は「ママ友」ではなくあくまで「友人」です。「ママ友」として知り合い、子供たちが成長し大きくなってからも関係が続く場合は「ママ友」から「友人」になります。そんな人に巡り合えたらとてもラッキー!母親としてだけではなく、1人の女性として互いに尊重でき、一緒にいて居心地が良い存在は、いつまでも大切にしたいものです。大人になると「知り合い」はたくさんできても、心から気が合い、深く長く続く「友達」というのはなかなかできないものですから。
児童館って?
出産すると行政から届く案内にも入っている「児童館」。地域にひとつはある子育てママのための場所で、赤ちゃんの月齢や年齢に応じて、絵本の読み聞かせやダンスなどのプログラムが用意されています。プログラムがない時は単なる子供の遊び場として解放されているところが多いようです。児童館は必ず行かなければならない場所ではありません。毎日、家で子供と2人きりだと飽きる、子供に刺激を与えてあげたい、家に子供が十分に遊べるスペースがない、他のママと話して気分転換したい……などなど児童館に通う理由は様々。何度か通ってみてママの居心地が良く子供も喜んで遊んでいるようなら積極的にに活用するといいですね。
ストレスを感じるなら通う必要なし!
逆に、すでにママたちのグループが出来上がっていてどうも居心地が悪い、ママ友の付き合いや暗黙のルール(遊んだ後はみんなで必ずランチ、常にだれかの悪口を言う、など)が面倒臭い……という場合は無理をして通わなくてもOK。ストレスに感じるくらいなら行かない方がベター。そもそも子供がまだ小さいうちに、無理して「ママ友」を作る必要はありません。疲れるママ友よりも、落ち着く友人と会っている方がママも子供も笑顔で楽しく過ごせます。地域によっては「児童館」以外にも「子育て広場」「子育てサロン」といって子供を遊ばせることができる公共施設がある場合も。また、大きなスーパーやショッピングモールでは、キッズスペースが設けられているお店が今ではほとんど。買い物の合間にそういう場所で子供を遊ばせるだけでも、子供はとても喜びます。たまたま居合わせたママ同士も自然と会話を交わしやすく、意外と情報交換の場として侮れません。
我が子との「今」を大切に
子供は毎日おうち以外の場所で遊んだり、新しいオモチャがなくても大丈夫。毎日ママとお話ししながらお散歩したり、おうちで絵本を読んでもらったり、一緒に笑い転げたり……きっとそれが一番シアワセなはず。特に0~2歳と小さいうちは、やっぱりママが一番なんですよね。イヤでもいつかは巣立って行ってしまう我が子。時間と体力勝負の育児生活の中、時には手がかかる子供たちにイラっとしてしまうこともありますよね。でもこんなに子供たちとべったり過ごすことができるのは、長い人生で見ればほんの数年。お腹の中から出てきた小さくて愛おしい存在に、今はめいっぱい、笑顔とシアワセを与えてあげたいですね!いや、与えられているのは親の方なのかもしれませんが。