のびのび子育てVOL.4 生後4ヶ月以降の赤ちゃんの成長とママが絶対するべき住環境対策!
前回は生後1~3か月までの子育てと主な行事についてご紹介しました。今回は変化が激しくなる生後4か月以降の赤ちゃんの成長と、ママが注意しておきたいポイントについてご紹介したいと思います。
▽ 前回までの記事はこちら(VOL1、VOL2、 VOL3)
生後4か月頃の赤ちゃん
生後3か月頃までは、まだ赤ちゃんの首がすわりきっていないので、抱っこするだけでも少し緊張しますよね。でも生後4か月頃になるとほとんどの赤ちゃんが首がすわりはじめます。首がすわると赤ちゃんのお世話はかなりラク!
抱っこ紐はインサート(赤ちゃんの首を支える補助マットのようなもの)をはずしても大丈夫になりますし、ベビーカーにも安心してのせることができます。毎日抱っこしてばかりだと腰が疲れる……というママは、首がすわりはじめたらベビーカーを準備しましょう。
ベビーカーの選び方
ベビーカーはさまざまなタイプがありますが、自宅周辺の環境や使いやすさ、重さなどを確認してママが使いやすいと思うものを選びましょう。海外セレブが愛用しているということで人気に火がついたバギータイプは大きくて重いものが多いので、車より電車移動が多い場合はちょっと動きにくいかもしれません。また、自宅周辺に坂や階段が多い場合も重いベビーカーは不向き。ただでさえ赤ちゃんとのお出かけは大荷物になるのでベビーカー自体が重いタイプだとママが疲れてしまいます。軽くてワンタッチでたためるタイプが重宝しますよ。
ベビーカー選びに正解はありません。人によって「いい」と思う基準はさまざま。使い勝手のよさや環境に合ったベビーカーをよく考えて選びましょう。人からおさがりを頂けるという場合も、どのようなタイプのベビーカーか一度確認してからいただくかどうか決めることをおススメします。
生後5~6か月頃の赤ちゃん
体型などによって多少の個人差はあるものの、この頃の赤ちゃんは寝返りができるようになります。一度寝返りを覚えてしまうと、楽しいのかひとりでコロンコロンと転がって遊びはじめる赤ちゃん。こうなると気をつけたいのが、赤ちゃんが寝る場所や日中遊ばせるリビングなどの住環境。1人で転がりながら行きたい場所へ自由に移動できるようになる赤ちゃんの目線で、小さな段差や障害物など危険なものがないか今一度確認してみましょう。
今までママとベッドで添い寝をしていた、という赤ちゃんはベッドからの転落を防ぐためにベッドガードをつけたり、敷布団で寝かせるようにするなど対応を。昨日まではできなかったことが突然できるようになるのが赤ちゃんという生き物。予想外の事故やケガを未然に防ぐために、ママとパパはできる限りの注意を払ってあげましょう。
生後7か月以降の赤ちゃん
生後7か月以降は腹ばいになって前に進むズリバイやひとり座り、ハイハイなど、毎月のようにできることがどんどんと増える赤ちゃん。成長とともに赤ちゃんの目線と行動範囲が変わり、遊び方のバリエーションも増えてきます。生後9~10か月頃にもなるとつかまり立ちをはじめます。倒れやすいダイニングチェアや、引っ張りやすいテーブルクロスなどは特に注意が必要。テレビ台など、赤ちゃんの目線の高さに近い家具の角にはクッション素材のガードを貼るなどの対策をしっかり行いましょう。
またベビーバスを卒業して一緒に湯船に浸かるようになると湯船の中でも立ちたがります。足元が滑りやすいお風呂での転倒事故は少なくありません。お風呂には滑り止め防止のマットを用意し、浴槽用の滑り止めシートを貼るなど工夫をしましょう。こういったグッズがあると一緒にお風呂に入るママも少しは安心して自分のカラダや髪を洗えますよ。
1歳前後の赤ちゃん
1歳前後になるとつかまり立ちがかなり上手になり、1歩、2歩とひとりでよちよち歩きをはじめる赤ちゃん。立ち上がって歩き出した瞬間は親にとってはなんとも言いあらわしがたい感動を覚えます。でもこれからますます目が離せなくなるのも事実。育児は体力勝負のステージへ突入します!
いかがでしたか? シリーズでお送りした、赤ちゃんとママの“のびのび子育てシリーズ”。特に1歳までの子育ては本当に大変ですがそのぶん、喜びもたくさんあります。我が子の喜ばしい成長を側でしっかりと見守りながら、親として子育ての醍醐味を存分に味わいつつ、成長に応じた環境をしっかりと整えてあげてくださいね。