スマホやタブレット、子どもたちにどう使わせる? ある海外ママが考え出した効果的な“ルール”とは?
現在子育てをしているママなら誰しも、スマホやタブレットといったデバイスをどれだけ子どもに使わせるか、オンラインゲームなどで遊ばせるか、というのは悩ましい問題で、難しいテーマなのではないでしょうか。使わせておけば子どもは静かになるし、ママとしては便利、でも遊ばせすぎが良くないのも分かっている。。ですからどこで線引きをするかは頭の痛いところです。
ある親子のタブレットを使うための”ルール”
そんな悩みを抱えるママに朗報!ニューヨークに住む2児の母アン・カービーペインさんが、親も子どももそれぞれ納得し合える“ルール”を考え出したのです。アンさんは子どもたちも自分も同じく、午前中がもっとも生産的で何事も効率的にできる時間だということに気づきました。午前中しっかりと仕事や勉強をこなせば、その午後も充実した時間を過ごしやすくなります。また逆もしかり、午前中ダラダラと過ごすと、結局1日中そんなふうに何もせず終わってしまいがち。そこで彼女は、タブレットであれテレビであれ、デバイスを使用する前に、子どもたちに“やるべきことリスト”を課しました。このリストにあるタスクをすべて実行してからでないと、タブレット類は一切使えない。ただしタスクをすべて終わらせれば、あとは無制限に使用してよい、というのです。
”やるべきことリスト”と効果
そのリストには……
・最低25分以上本や新聞などを読む。(ただしマンガを除く)
・すべての宿題を終わらせる。(ママかパパの承認をもらうこと)
・クリエィティブ、アクティブ、そして生産的なことを少なくとも45分以上行う。
・ベッドを整え、自分の部屋も整理整頓する。
・少なくとも1つ以上の家事をする。
(家事の例 バスルーム掃除、食洗器に食器を入れる、不要物を処分する、、など)
といったことなどがあげられています。
そしてこのリストのタスクをすべてやり、親からの承認を受ければ、あとは自由にデバイスを使っていいという“ルール”。アンさんによれば、この“ルール”の原則に子どもたちも賛成しているし、また親としてもデバイスの使用についてひっきりなしに小言を言ったり、その都度時間を制限したりするよりもストレスが少ないと言います。子どもが際限なくタブレットやオンラインゲームで遊ぶのではなく、親として最低限子どもにやって欲しいと思うこと(勉強、スポーツ、家事手伝いや外遊びなど)をやらせてからデバイスを使わせるので、イライラや心配を確実に軽減できるという点でもこの方法は効果的と思われます。
ネットでも反響を呼ぶ”ルール”
もちろんこの“ルール”が完璧に守られない日もあるそうですが、それでも親子で納得したこの“ルール”のおかげで、ライフスタイルが全般的に良くなったとアンさんは感じています。アンさん一家だけでなく、この“ルール”はネットでも大きな反響を呼んでおり、“役に立った!”という人がたくさんいると言います。
親が一方的にとにかくダメ!というのでは子どもたちも納得しません。子どもも納得できるような“ルール”を作り、それを守らせることで、子どもたちをテクロノジー依存にならないよう防ぐというのも一つの方法と言えるでしょう。自分たち家族にあった“ルール”を、考えてみてはいかがでしょうか。
▽ 参考記事(海外サイト) : Mum comes up with novel way to reduce screen time.