これさえ準備しておけばOK! 妊婦さんのための心強いサービスと最低限揃えておきたいママのための入院グッズ【前編】
妊娠し、安定期に入ったら気になるのが育児グッズやママグッズの準備。今は種類やアイテム数が多すぎて、一体何がいいのか、本当に必要なものは何なのかわからなくなりますよね? そこで今回は、筆者の体験に基づいてママに必要な最低限の入院グッズをご紹介したいと思います。まずは、出産を控えた妊婦さんにとても心強いあのサービスをご紹介。今やメディアにも多くとりあげられているので知らない人はいないかも……!?
「陣痛タクシー」に登録する
パイオニアである日本交通をはじめ、今や多くのタクシー会社がそのニーズに注目しサービスを始めている「陣痛タクシー」。
まず出産予定日、住所、氏名、電話番号、産院の住所などの基本情報をインターネットで入力して事前にユーザー登録しておきます。いざ陣痛が始まったら、電話をすればすぐにタクシーが駆けつけてくれるというサービス。陣痛で苦しくてまともに話ができない状況でも、事前に登録された情報を基に病院まで運んでくれます。破水してタクシーのシートを汚してしまわないかなど心配もありますが、そこは「陣痛タクシー」。起こりうる事態は想定済みなのでもしものときも安心です。陣痛は必ずしも誰かと一緒のときに始まるとは限りません。何かと不安なことが多い妊婦さんにとって、陣痛タクシーははとても心強いサービス。出産を控えている妊婦さんは登録しておくことをおススメします!
~ママのための最低限の入院グッズ 6つ~
最近は入院グッズセットをサービスしてくれる病院が多いですが、その内容は多少異なります。入院前にサービス内容を確認したうえで、よく使うものは自分でも準備しておくとより安心ですよ。
1. 前開きのパジャマ(3~4枚)
自然分娩の場合は翌日から、帝王切開の場合は2日目から赤ちゃんへの授乳が始まるケースがほとんど。授乳口付きの授乳用パジャマでもOKですが、授乳口が小さいものは慣れるまで意外と使いにくいので、授乳用パジャマを用意する場合は、授乳高の大きさに注意。大きく開くタイプのものがおススメです。もちろん、授乳口がない普通の前開きパジャマでもOK。入院中は赤ちゃんが母乳を吐き出したり、授乳中にこぼれたりしてパジャマが汚れやすいので必ず替えを数枚用意しておきましょう。
2. マグカップ、魔法瓶(各1個)
入院中、決まった時間に麦茶やお白湯を配ってくれる病院が多いようです。産後すぐのカラダは水分不足になりがち。マグカップや魔法瓶を持参して、水分補給をしっかりと行いましょう。保温性のある蓋付きの魔法瓶なら、好きなときに温かい飲み物を飲めてとても便利。気分転換にノンカフェインの紅茶を入れて飲もうとしたら、赤ちゃんが泣き出してしまい、あやして授乳して……落ち着いた頃にはすっかり紅茶が冷めてしまった(泣)! なんてことが筆者はしばしばありました。魔法瓶タイプならこんな状況が起こっても、落ち着いてからゆっくりと紅茶が飲めますよ。
夏出産の場合はのどを潤す冷たい飲みものを欲しますが、屋外に比べて病院内は意外と冷えています。入院中は汗をかくことも少ないので、カラダを冷やさないためにも温かいものを飲むことをおすすめします。カラダが冷えると母乳の出が悪くなる場合もあるので気を付けてくださいね。
3. クッション(1個)
少し荷物になりますが、これは筆者があって良かったと思ったものナンバーワン! 出産2~3日後あたりから、自分でも見たことがないような足のむくみが起こります。くるぶしがなくなり、まさに「象の脚」に! このまま戻らなかったらどうしよう……と、女性として一抹の不安に駆られました。が、これはすべてのママさんが経験する産後のむくみ。
先ほどご紹介したようにマグカップや魔法瓶で水分を積極的にとり、可能な限り歩き回り(帝王切開だと歩くのも辛いですが)、脚を高くして横になることで少しずつむくみがなくなってきます。病院によっては脚部分の高さをリモコンで自由に変えられるベッドもありますが、すべてがそうとは限らないのでクッションがあると安心。横たわるときに脚の下にクッションを挟むと丁度良い高さに。ごはんを食べるときや起き上がるときにも、クッションがあるととても助かりますよ。何よりおうちで愛用していたクッションが側にあるだけで、入院生活もちょっとリラックスできる気がします。
【後半】に続きます!