2~3歳児の「これがやりたい」でお子さんの「すごい!」を見つける子育てヒント!
2歳後半~3歳にかけてお子さんは言葉や遊びの幅が広がり、今までできなかったことも嘘のようにできるようになるなど、ママも驚くほどの成長を見せてくれます。成長と共に、お子さんがこれをやりたい……もしくはママはこれをやらせたい……という気持ちが芽生えてくるのもこのころです。そんな時期のお子さんの「すごい!」を育てるための子育てヒントをお伝えしていきます。
「すごい!」が見つかりどんどん伸びる子育てヒント
褒めるはOK、褒めすぎや指示はほどほどに……
個性や可能性を伸ばそうとするあまりに「わぁ~すごいね」などと大げさにべた褒めしたり。「こうするともっとよくなるよ」などと指示や期待ばかりするのはNG。子どもは上手にやらないといけない……と親の評価ばかり気にするようになってしまいます。遊んでいる姿そのままを見守る大らかさ、そしてできたときには素直に褒めてあげることが子どもの力を伸ばします。
子どもの発達に合わせた遊びを
2~3歳の時期に大切なのは興味のある何か一つのことを磨くことではなく、いろいろな可能性を信じ、たくさんの活動全体をやってみること。何に興味を持つのかは子ども次第なので、出会いの場が広がるような環境作りをママがしてあげましょう。豊かな経験をすることで「こうしてみようかな?」と試行錯誤することを覚え、成長する機会もどんどん増えていきます。
長い目で見守ること
子どもの興味は一過性のことも多く、どんどん変化していくこともざらです。何かが好きだからといって「才能が見つかった」と大騒ぎすることもないし、逆に何も見つからなくてもがっかりすることもありません。そのときどきの子どものアンテナに「なぜこれに興味があるのかな?」と楽しみながらその中で「すごい!」を見つけていき、長い目で個性や可能性に付き合っていきましょう。
こんな時はどうすればいいの?
ママがやらせたいことと子どもがやりたいことが違う
親が関心を持ってほしいと思うことと、子どもの興味はあまり重ならないものです。親の先入観は取り払って子ども自身のアンテナの向く先を一緒に面白がり見守ってみましょう。実はそれが素晴らしい才能や個性、力となって開花するかもしれません。
忙しくて子どもの遊びに付き合えない
これがやりたい! という子どもに対して、家事を全部済ませてから遊ぶための時間を作ろう! と思っても無理が出てきます。時間がとれる時はもちろん一緒に遊びますが、時に忙しいときは発想を切り替えて、園からの帰り道には歌を歌いながら帰る、台所ではお菓子作りをお子さんと一緒に楽しむなど、遊び以外の時間を子どもと楽しんでしまいましょう。
できないところばかり目についてしまう
例えば絵のことなら「色の使いが他の子と違うね」「大きく書いていて思いきりがあるね」、工作なら「他の子よりも迫力があるね」「小さくて細かいところもよくできてるね」など、その子にしかできないものを見つけて褒めることが大切。くれぐれもいい子・悪い子、できる子・できない子だけで考えないように!
いかがでしたか? 2~3歳児は好奇心旺盛、これがやりたい! が広がる時期です。見守りつつ、個性や可能性、力を伸ばしてあげられるような関わり方をしていきましょう。