妊娠中に意識しておきたい口の中ケア-10Tips
口内を健康に保つことはとても大事です。口の中が不健康になると心臓や内臓機能のほか、体のさまざまな機能に影響を及ぼします。特に妊娠中には母親の病気をお腹の中の子どもに伝えてしまう可能性もあるとして、アメリカの国立健康統計センターのDr.Jaradiが伝えています。特に妊娠中は食の好みが変わりやすく、歯周病など歯茎の病気も気を付けなければなりませんね。どのように口の中のケアをするべきか10の項目があるのでぜひチェックしてみてください。
1.早目に口内チェックを
虫歯にならなければ歯医者に行かないという人も多いかもしれませんが、歯医者で歯垢を取ったり、歯のチェックを定期的に行う必要性は誰にでもあります。ほとんどの人は歯周病予備軍となる歯茎の状態になっているため、その症状を進行させないためにも定期的に歯医者に行って口内チェックをしてもらうようにしましょう。妊娠する前から定期的に通うのが望ましいのですが、妊娠中でも早目にチェックをしてもらうと良いです。
2.フロスも取り入れる
歯磨きだけで済ませていませんか? 歯磨きのあとにフロスも取り入れることで歯周病を予防できます。どんな歯周病も子どもへの影響を与えることになるので、歯磨きだけでは取り除けないような歯垢は、しっかりとフロスでキレイに取り除きましょう。
3.妊娠初期にすること
妊娠初期はホルモンの状態が変わるため、口内の影響を受けやすくなります。早目の処置を行えるよう歯医者に行き、プロにより口内のクリーニングを行っておくと安心です。
4.つわりの後の対処
つわりにより嘔吐が激しい場合、その後にはしっかりと口の中をすすぐようにしましょう。歯ブラシまですると歯茎に何度も刺激を与えすぎてしまうので、すすぎだけに留めておきます。嘔吐だけでなくちょっと食べ物をつまむなどの行為も、歯の間に物がつまり酸化してしまうので、虫歯や歯周病の原因になってしまいます。
5.食べている物に気を付ける
新鮮な野菜やフルーツなど、さらに乳製品などは歯にとっても健康に良いものです。野菜などはいつもの食事にとりいれ、おやつなどには新鮮なフルーツを取り入れることで、口内の健康維持に役立ちます。
6.水分摂取を多めに
妊娠中に水分を十分にとることで歯の健康が保たれます。もちろん口内だけでなく体にも良いのでお勧めです。水を飲むことで体内の毒素を取り除くだけでなく、歯や歯茎の健康にも役立つと言われています。ただジュースなどは果糖が多いので、なるべく水を飲むように心がけましょう。
7.歯の治療は避ける
歯の治療は妊娠前にしっかりと行っておく必要があります。虫歯などができると、レントゲンなどを撮る必要性が出てきたり、痛み止めの薬などが処方されることもあります。担当の先生とよく相談してくださいね。
8.歯磨きは必須
もし歯茎が弱ってきて、血が出てしまうようなことがあっても、歯磨きを怠らないようにしましょう。もし歯茎から血が出てくるような症状がある場合は、歯ブラシの毛先が和やらかい物を選び、優しく歯の間を磨くように心がけましょう。
9.歯に詰まる食品を避ける
スナック菓子は特に避ける必要があります。砂糖の多いものや歯に詰まりやすいキャラメル、クラッカーなどはいくら歯ブラシをしても落ちにくいので、歯の病気の元となります。スナックや砂糖の入ったお菓子などを食べた後は、念入りに歯ブラシをしたり、シュガーフリーのガムを噛むなどの対処をしておきましょう。
10.自己判断は危険
もし歯の痛みが出てきたり、歯茎から血が出るような症状が出てきたら、かかりつけの産婦人科の医師と相談しながら、専門である歯医者さんにしっかりと診てもらいましょう。自己判断せずに、しっかりと処置をすることで、その後の口内から胎児への影響が変わってきます。口内の病気などは、自分の体だけでなく、お腹の子どもへの影響が計り知れません。軽視せずにしっかりとケアしておきましょう。