産後セックスレスの原因にも?? 慎重に考えたい“立ち合い出産”について

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Waxy

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2015.03.04.Wed

“イクメン”ということがもてはやされ、妊娠中から妻に寄り添い、いざ出産の際には立ち会うことを選ぶ夫、そんな男性こそ“理想の夫”とされる傾向がどうやらあるようです。陣痛で苦しむ妻につきっきりで飲み物を用意したり、マッサージをしたり、甲斐甲斐しくマメに立ち働く……たしかに理想的に思えますが、果たしてほんとうにその通りなのでしょうか?

出産はキレイなことばかりじゃないから……

長い陣痛を経ての出産、それはたしかに神秘的なものではありますが、しかしけっしてきれいごとばかりでもありません。痛みに耐えきれずものすごい声を出したり、のたうち回ったり、尋常ではいられないのが当然のシチュエーション。もちろん大量の出血をみることだってあります。そんな今までの人生で一度も見たこともないような光景を目の当たりにして、夫たちがかなりのショックを受けてしまうのも無理からぬことと言えます。
そしてそのショックは、後々の夫婦生活にも影を落とすことも……。出産時の光景がトラウマとなってしまって夫がその気になれなくなったり、妻をもはや“女”としてみることができなくなったりすることもあります。妻のほうだって出産以降、赤ちゃんのお世話で慢性睡眠不足となり、体はフラフラ……。そんな状態ではセックスレスになってしまうのももはや時間の問題と言えそうです。

彼にその姿、本当に見せられる?

女性のほうでもよく考えてみましょう。今まで恋人として、そして妻として、“女”である自分を彼は見ていたはずです。彼はそんなあなたに“女としての魅力”を感じとっていたことでしょう。
しかし出産の現場というのは、それとは対極にあるような自分が出てしまうシーンでもあります。髪は乱れ、メイクは汗で流れ、痛みに苦しむあまり、普段の自分からは考えられないような絶叫を発することすらあるのです。はっきりいって、少しでも自分をよく見せようという余裕は少しもない状態、そんな姿をこの世で一番愛する男性にさらすだけの勇気はありますか?
筆者の個人的体験では、私自身夫の立ち合いはそれほど望んでいなかったのですが、オーストラリア人の夫の強い希望により押し切られるようなかたちで立ち合いとなりました。いざとなると心強いという気持ちもあった反面、陣痛ピーク時でもっとも余裕を失っていたときには、やはり“こんな状態の自分、見られるのはつらい……”という気分が最後まで残ったというのが正直な感想です。

もちろん、立ち会い出産が全てではないということ

もちろん妻の側が夫がそばにいてくれることが一番の心の支えになるからと思い、また夫のほうも、どんな姿を見てもたじろがず妻を支え、出産後も妻を女性として変わらず愛せるというのであれば、立ち合い出産は素晴らしいアイデアと言えるでしょう。でもその選択が自分たちにとってベストではないというカップルだって当然いるし、まただからといって夫婦ふたりの絆に問題があるわけでもありません。お互いの希望、性格などいろんな要素が絡んでくるはずです。世間でのイメージに惑わされず、自分たちにとってベストなかたちを探ってみましょう。

それに出産に立ち会うだけが、“イクメン”の始まりではありません。出産という大仕事を終え、心身ともに疲労しているママがなによりも必要としているのは、夫がつねにやさしく受け入れてくれること。優しい言葉をかけたり、赤ちゃんのお世話を積極的に手伝ったり、なによりも“子どもが生まれてきてくれて、幸せだね”と実感し合えたりすることが何よりも妻にとっては嬉しいことです。

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記事を書いたのはこの人

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Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。
ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。