マタニティあるある! 知っておきたいマイナートラブルあれこれ
愛する旦那様との赤ちゃんを授かり、しあわせいっぱいのマタニティ期間。
……ですが、妊娠した途端、劇的に変わるママのカラダには実にさまざまな変化が起こります。妊娠してから慌てたり、一人で悩んだりしないように、どんな変化が起こりやすいのか知っておくことが大切です。
とにかく眠い!
妊娠が判明する直前頃から、「寝ても寝てもとにかく眠い」という人が多いようです。
こんなに眠いなんて疲れているのかな、風邪のひきはじめかな……と思い、いざ検査薬で調べると妊娠判明! というケースをよく耳にします。
妊娠判明後、出産するまでこの睡魔との闘いは続きます。仕事に家事に、いろいろとやることが盛りだくさんなのに眠ってなんていられない……と悩むママも多いと思いますが、ママが眠い時はお腹の中で赤ちゃんがすくすく成長している証拠! 時間が許す限り、30分でも横になってみましょう。出産するとどんなに眠くても、横になる時間はありませんよ。
人によってさまざまな悪阻(つわり)がある
「悪阻(つわり)」と聞くと常におぇ~っと吐いている「吐き悪阻」のイメージが強いかもしれませんが、実際は人によってさまざま。先ほど挙げた「常に眠い」というのは「眠い悪阻」と言われます。他にも、空腹時に何か口に入れておかないと気持ち悪い「食べ悪阻」や、においに敏感になる「におい悪阻」などがあります。
心配なのは「食べられない悪阻」。食べ物も飲み物も、気持ち悪くて何も口にできないという場合や、食べてもすぐに吐いてしまうという場合は、早めに産婦人科へ。ママの元気とおなかの赤ちゃんの成長のために、点滴で栄養を入れる必要があります。
どんな悪阻も辛いですが、赤ちゃんが順調に育っている証拠。
パパや職場の人に悪阻の症状を話して理解してもらいましょう。無理は禁物です。
お腹が重い、つまずきやすい
妊娠5~6か月頃になるとお腹がふっくらと大きくなってきます。ママは今までとは違い、数キロの重しをお腹に入れて歩いているようなもの。そこまでお腹が出ておらず足元がしっかり見えていても、バランス感覚が悪くなりつまずきやすいので注意が必要。
ヒールのない靴や、ヒールがあっても1~2cmほどで安定感のあるしっかりとした靴を選びましょう。
また「腹帯」を付けるのもおススメです。腹帯はさらしタイプのものから、装着しやすいベルトタイプや腹巻タイプのものなど様々な種類があります。お腹の出具合や使いやすさに応じて選んでみましょう。
昔から、妊娠5か月目の「戌(いぬ)の日」に安産祈願をして腹帯を巻き始める……という風習があります。
モチロン戌の日を待たなくてもOK。ちょっとつらいな、と感じ始めたら腹帯を付けることをおすすめします。ずいぶんと歩くのが楽になるものです。腰痛の予防にも効果的ですよ。
慣れないうちは面倒に感じるかもしれませんが、転倒を防ぎ、快適に過ごすためにもぜひ着用しましょう。
その他
他にもこのようなマイナートラブルがあります。
・出産に向けて骨盤がどんどん緩んでくることで起こる「尿漏れ」
・妊娠後期頃からかかりやすい「足のつり」
・悪阻期間を終えてから止まらない「食欲」
多少の尿漏れは仕方ありません。気になる場合はおりものシートや生理用ナプキンを使いましょう。足のつりは明け方に起こる場合が多いので、寝る前にしっかりストレッチやマッサージをすると防げます。妊娠中、栄養をつけることは大切ですが、妊娠糖尿病にならないように甘いものの食べ過ぎには気を付けて和食中心の食事を心掛けて下さいね。
妊娠して劇的に変わっていくママのカラダ。
お腹の赤ちゃんの健やかな成長にマイナートラブルはつきもの。つらい時期もありますが、これも今だけと割り切って何とか頑張って乗り切りましょう。