脳の活性化にも必要! 子どもの「ありのまま」を潰さず育てるコツ3つ
子どもの脳を育てたい、と願う親は多いのではないでしょうか。脳は自分が好きなことをするときに、最も活性化します。つまり、子どもは自分の好きな遊びに集中するだけで、脳は十分に活性化するのです。
ところがそれを潰しがちなのが、親の言動。「男の子なんだから人形ごっこは恥ずかしいよ」「汚れるから泥遊びはやめて」など、親としては「子どものため」と思って止めることが、子どもの脳の成長を止めてしまいます。
子どもの脳を育てるためにも、彼らのありのままの姿を尊重すべき。特に注意したい3つのポイントをご紹介します。
1:好きなことをトコトン見守る
ひたすら土を掘り続ける、水を汲む、お絵描きをするなど、子どもは好きなことを延々と、かつ何度も繰り返しますよね。大人からすれば飽き飽きでも、このとき脳は一番活性化しています。できるだけ見守りましょう。
見守るだけで十分で、「間違ってるよ」「こうした方がいいよ」など声をかける必要はありません。変にアドバイスすると、自分はダメなのか……と思ってしまいます。
2:できないことはやらなくていい
向き不向き、好き嫌いは生まれつき決まっています。「女の子だから」「お受験には役立たないから」などの理由で、子どもの好きなことを阻害しないようにしましょう。「汚れるから」なども気になりますが、少々の汚れは子育ての一環と割り切ってみては。
子どもにできないことは、無理してやらせる必要はありません。子どもからすれば面白くもなく、脳もさほど活性化せず、大して上達もしない……つまりあまり意味がないのです。その代わりに好きなことを時間を費やせば、脳も活性化し、心もイキイキし、上達もします。
3:感情を押し殺させない
ありのままでいるためには、感情表現も大切。感情を抑えてしまっては、ありのままどころではないですよね。「もう泣かないで!」「それくらいで怒らないでよ!」など、感情を抑えさせるのは止めましょう。
「感情のコントロールができなくなる」と心配される方もいるかもしれませんが、そもそも感情を十分に感じなければ、コントロールできるようにはなりません。泣きたい、怒る、悔しいなどネガティブな感情も、思う存分味わう。そうしはじめて感情をコントロールできるようになり、他人への思いやりも生まれるのです。
加えて家庭内で愛情をたっぷり感じ、安心して暮らせることもありのままでいるためのベースとなります。当たり前のことのようですが忙しいと忘れがちなので、意識してみてくださいね。