テレビゲームより外でスポーツ!? 科学的に証明された“幸せな子ども”の育て方~後編
親なら誰でも自分の子どもには幸せいっぱいに育ってほしいもの。でも、日々の子どもとの触れ合いの中で「本当にこれでいいのかしら……」と不安に感じてしまうことも多いのでは? そこで今回はそんな悩みを抱えるママのために、科学的に証明された“幸せな子ども”の育て方を海外の情報サイト「happify」からご紹介します。
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両親はやっぱり仲良しがいい!
両親がお互いを思いやり、できる限り協力する努力を続けている家庭の子どもは学校や職場で成功をおさめやすいんだとか。また、自分自身も家族のつながりを維持したり、異性との親しい関係を健康的に楽しむことができるようになるようです。
逆に両親が常に対立しているような家庭の子どもは、学校での成績が悪く、飲酒や喫煙、ドラッグなどの問題を起こしがち。また、感情のコントロールが上手くできないことも多いようです。しかし、意外にも両親の離婚を経験した子どもの8割は、精神的な問題を抱えていないという調査結果も。夫婦の問題は子どもの前に持ち出さないことが大切なのかもしれません。
優しい子は幸せになる
元気のない友人に声をかける、自分の物を兄妹と分ける、祖父や祖母と一緒に過ごすといったとっても小さな優しい行為も、子どもの心を豊かにするのに一役買ってくれるみたい。ある研究によれば、ほんの小さな子どもでさえも「お菓子をもらうより、あげることのほうにより幸せを感じる」ことがわかったんだとか。しかも、全く同じお菓子でも“自分のもの”をあげた時の方がより幸せになったんだとか! 他人に対する優しさを教えてあげることが、結果的に子どもの幸せにつながるようです。
外で自由に遊ぶ
塾や習い事で忙しい現代の子どもたち。自由な時間は部屋にこもってテレビゲーム……なんて日々を過ごしていませんか? その場にある物を使って自由に遊ぶ時間は、子ども達の創造性や観察力、認識能力や社会的なコミュニケーションスキルをUPさせる貴重なチャンスです。ちなみに、テレビの前で過ごす時間が増えれば増えるほど、幸福感を感じにくくなるんだとか。テレビをよく見る子どもには、鬱の症状が現れやすくなる傾向が。気がつけばすぐテレビの前でコントローラーを握っている……なんて子とは、休日一緒に外で過ごす時間を作ってみては?
身体を動かす
スポーツチームに入ったり運動で身体を動かすことは、子どもをより幸せにし、行いを良くさせるんだとか。「でも家の子スポーツが苦手で……」と思うなかれ! 大切なのは本人がスポーツが上手いと“感じる”こと。実際にスポーツが上手な子どもよりも、自分がスポーツが得意だと“感じている”子どもの方が幸福感が高いのだそうです。もちろん、向き不向きはありますが、運動が苦手な子にはママの優しい声かけで自信を持たせるようにしてあげて。
全ての子どもに当てはまる“子育ての正解”はありません。自分の子どものことはママであるあなたが一番よくわかっているはず。子どもとじっくり向き合って、何が彼らにとって一番必要なのか、焦らず考えてみて下さいね。
参考記事(海外サイト):The Science of Raising Happy Kids