仕事より遊びが大事!? パパにつけて欲しい「父親の威厳」の付け方
一昔前には、「雷親父」という言葉もありましたよね。怒ることで威厳を示す父親も多かったですが、近年ではこの「怒ること」が問題となってきています。環境の変化も大きく、現代のパパがただ怒るだけでは、子どもの心には何も響いてないことが多いのです。
全く叱らないことが良いわけではありませんが、子どもの心に響くよう叱るために付けたい、「父親の威厳の付け方」についてご紹介します。
「恐い=威厳」は間違い
そもそも怒ることのメリットは少なめ。命に関わる危険な行為を止めるためには有効ですが、子どもが小さいときほど、怒っても子の心には響きません。
乳幼児期の子どもは、怒られても学ぶというより、恐怖心を感じ怯えるのみで終わり。自己肯定力が低くなったり、「本当はこうしたかったのに」という欲求不満を抱えやすくなります。学童期以降になると、「どうせこの親には何を言っても分からない」と、言うことを聞いているフリをして親とのコミュニケーションを諦めてしまう子も増えてきます。
叱るときに何より大切なことは、伝えたいことが子どもの心に響くこと。子どもの心に親の言葉を届けるためには、「信頼関係」が築かれていることがキモとなってきます。
パパが仕事に打ち込んでも信頼関係は築けない!?
仕事中心のパパにとって、「仕事に打ち込む姿を見せることが信頼に繋がる」と思う人も少なくないのでは?
ところが昔と違って今は、パパは家でなく会社で働く方が多いですよね。子どもはパパの仕事中の姿を目にできないので、いくら「パパはお仕事頑張ってるのよ」と言われても、残念ながら子どもには何も分かりません。パパが仕事に打ち込んだからといって、信頼関係が築かれるわけではないのですね(もちろん金銭や生活的には助かりますが)。
何より大事な「遊ぶ」ことのメリット3つ
ではパパはどう信頼関係を築けばいいのかというと、「パパの好きな遊びを子どもとする」だけ。これには3つのメリットがあります。
たとえばキャッチボール、サッカー、釣りなど……パパの好きな遊びは、パパ自身上手くできますよね。上手くボールや釣竿などを操る姿を直接目にすることで、まず子どもはパパを尊敬します。
また、遊びはコミュニケーションの質&量のアップに繋がります。会話のキャッチボールや体の触れ合いも増えますが、特筆したいのはその質の高さ。イキイキと遊びを教えてくれるパパを見て、子どもはとても喜びます。リラックスした状態で脳を活性化させ、心を開き、全力でコミュニケーションをとろうとするのですね。十分なコミュニケーションも、信頼関係のコツです。
パパにとっても、仕事で疲れての育児は正直しんどいもの。とはいえ自分の好きな遊びなら、モチベーションも高く打ち込めますよね。こんな相互作用もあるのです。
信頼関係さえあれば、言葉は心に届くようになります。パパには子どもと十分遊んでもらってくださいね!