育児って本来もっと楽しいはず! もっとリラックスしてわが子と接するために覚えておきたいこと
育児で最も大切なことは、子どもに早くからお受験対策をすることでも、お稽古尽くしでスケジュール過密にすることでもなく、なによりも子どもと過ごす時間をどれだけ楽しめるか、ということにあると思います。一見果てしなく続く子育てに思えても、子どもが親を慕ってくる時期は案外短いものです。だからこそ、一緒に過ごせる貴重な時間をママもパパももっとリラックスして心から楽しむことが肝心ではないでしょうか。
とはいえ、共働き家庭もこれだけ多く、日々時間に追われながら過ごしているようだと、なかなかそうもいっていられません。親の都合に合わせて行動させようと子どもたちを急かしたり、あるいは子どもの自由な発想にあまり耳を傾けなかったり……。そしてそんな自分に親として自己嫌悪を覚えてしまうこともあるでしょう。そこでもっとリラックスして子どもと接するために覚えておきたいことについて、まとめてみました。
子どもは自分自身を成長させてくれる、スピリチュアルな存在と思ってみる
わが子は大切な“授かりもの”、けっして自分の意のままにしてよい存在ではありません。そして純真な子どもたちは大人には想像もつかない自由な発想で世界を捉え、私たちに教えてくれようとしています。彼らはふだん私たちが見過ごしがちなことに気づかせてくれるいわば“スピリチュアル”な存在。ときには大人の常識を忘れ、子どもたちの遊びに無心に付き合ってみるのも、思わぬ効果があるものです。
他人に対し批判的/攻撃的になるまえに、まず自分の精神状態をよく見つめ直してみる
子育てをしていると時にどうしても自分の考えに固執するあまり、ママ友や他人にたいしてひどく批判的/攻撃的になることがあります。そんな感情を表に出す前に、まず自分の精神状態をよく見つめ直してみましょう。なぜあることに対しこんなにもイラついてしまうのか、あるいは受け入れられないのか、じつは過剰反応してしまう原因は自分のなかにあるのかもしれません。もちろん育児で一番の発言権をもつのは親であるあなた、でも自分の意見や考えが絶対だと思うあまり、他の人の考え方や育児方針を全否定したり、攻撃することはありません。むしろそんなときは疲れやストレスが溜まっているとき。そんなときはもっと自分のココロとカラダに優しくなってみましょう、攻撃性やイライラも収まってくるはず。そうなれば、子どもとももっと余裕を持って接することができるようになります。
ありのままのわが子を受け入れ、自分の勝手な理想像や望みを押しつけない
わが子ゆえに自分の勝手な思い込みや理想像を押しつけていることに、自覚症状すらない親も多くいます。それが子どもにとっても大きなプレッシャーとなり、のびのびと育つことを難しくしていることを覚えておくべき。自分の子どもであっても、違う人格、違う個性の持ち主であることを尊重することを忘れず、その子をありのまま受け入れてください。そうすれば、子どもが感じていた緊張感もなくなり、もっとリラックスした関係を築いていけるようになることでしょう。