ベビ待ちカップルは要注意! 彼の“精子の質”を低下させるNG食品5つ~後編
不妊に悩むカップルは年々増えていると言われますが、世界では10人に1人の男性が精子に何らかの問題を抱えていると言われています。まだ研究は始まったばかりですが、一つだけ明らかなことは食生活がどうやら男性の生殖能力を脅かしているらしい……ということ。今すぐパパになる計画がなくても、乱れた食生活は徐々に生殖能力を低下させてしまいます。いつかは子どもが欲しい……と思っているのなら、今から彼の食生活に目を光らせて!
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オーガニックではない野菜やフルーツ
野菜に残っている農薬の第一の犠牲者は彼の精子かも!? 先日行われた「American Society for Reproductive Medicine」の年次会議で発表された研究によれば、野菜やフルーツを通して残留農薬を多く摂っていた男性は、農薬を摂らないよう気をつけていた男性に対して64%も精子の数が少なく、70%も精子の運動率が低かったんだとか。殺虫剤はホルモンバランスに混乱をきたし、精子の生成を邪魔するためだと言われています。急激な変化は起こらなくても、長期的なダメージは深刻なようです。
彼に食べてもらうなら…
農薬が怖い……と言っても、野菜やフルーツはとても大切な栄養源。食べない選択肢を選ぶわけにはいきません。かといって全ての野菜に目を光らせるのは、現実的に無理がありますよね。まずは始められることとして残留農薬が多い野菜や果物TOP10に気をつけてみては? リンゴ、イチゴ、ぶどう、セロリ、桃、ほうれん草、ピーマン、キュウリ、ミニトマト、プラム。この10種類の野菜や果物だけはオーガニックのものを選んでみましょう。また、輸入されたものは傷まないようにより多くの農薬が使われがち。なるべく国産のものを選んで。
アルコール
男性とは切っても切れないアルコールも、飲み過ぎはNG! アルコールは精子の濃度や運動率に悪い影響を及ぼします。大量のお酒を飲むことで体全体に酸化のストレスをもたらし、それが男性の生殖能力に大ダメージを与えてしまうんだとか。適量のお酒は精子の質には影響を及ぼさないようですが、週にワインボトル1本弱であっても習慣的な飲酒は精子の質を少しだけ落としてしまうようです。
彼に飲んでもらうなら…
たまにお酒を楽しむ程度なら、影響はありません。しかし、習慣的にお酒を飲むのならチェイサーにはザクロジュースを。トルコで行われた研究によれば、ザクロジュースを毎日与えられたマウスは精子の数や運動率が向上したんだとか。過去には抗酸化物質をたくさん摂ることが、男性の精子の質をあげるという報告もあり、ザクロ含まれるビタミンCといった抗酸化物質が精子の質の向上を手伝っているようです。サプリメントからではなく、新鮮な食べ物からたくさん抗酸化物質を摂りましょう。
炭酸飲料
189人の若く健康な男性を対象とした調査では、日常的に砂糖入りの炭酸飲料(1日1缶強)を飲んでいた男性は精子の運動率に低下が見られたんだとか。調査は炭酸飲料を対象としていましたが、スポーツドリンクやジュースなどお砂糖入りの飲み物を飲むことで体内が高インシュリン状態になり酸化のストレスを招くことから、精子の質にダメージを与えるのではないかと考えられています。
彼に飲んでもらうなら…
甘いジュースはたまの楽しみにして、普段はお茶やコーヒー等お砂糖が含まれていない飲み物を選びましょう。また、炭酸飲料と言ってもお砂糖が含まれていないものはOKです。味のついていない炭酸にレモンを搾るなど工夫を加えてみては?
憂鬱な気分を取り除くには、自分に合ったストレス解消法やくつろぎ方を見つけて気分転換することや、生活習慣の見直しで自律神経を整えることが健康への第一歩です。憂鬱な天気と一緒に気持ちも憂鬱にならぬよう、日頃からセルフコントロールを身に付けたいですね。
参考記事(海外サイト):5 Foods That May Hurt Male Fertilityr