現場で教えるプロに聞く! 先生達が使っている子どもの心を操るトリック8つ~後編
「お片づけを全然してくれない……」「ママの話を落ち着いて聞かない!」日々の子育てに悪戦苦闘していませんか? いくらママとはいえ、子どもの心を完全に操ることは難しいですよね。子どもを扱うプロ達は一体どんな風に子どもと接しているのでしょうか? 今回は現場で働く先生達が使っている子どもの心を操るトリックの数々をご紹介します。
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“耳”より“目”から
先生のトリック:
子どもの年齢が低ければ低いほど、耳から入る情報よりも、目から入る情報から学びやすい傾向があります。もしもおもちゃを片付けて欲しいのなら、片付けるべき棚におもちゃの名前と写真を貼付けておくのがおすすめです。(Theresa McGee/イリノイ)
お家アレンジ:
「これはここに入れなさい!」なんて口で伝えても、小さい子どもにはなかなか伝わらないようです。それぞれのおもちゃをどこにしまうべきか、写真や絵をお片づけ箱に貼付けておきましょう。絵が書くのが好きな子どもなら、ラベル作りから一緒に手伝わせるとますますやる気が起きますよ!
おもちゃのバスタイム
先生のトリック:
おもちゃのためにお風呂の時間を作ってあげましょう。ブロックやプラスチックのおもちゃと石鹸を入れた水をバスケットに入れ、遊びながらおもちゃのバスタイム。子ども達も楽しんでおもちゃをキレイにしてくれますよ。(Shellia Nash/テネシー)
お家アレンジ:
ママのお掃除の時間が短縮されそうなこのアイデア。子どものバスタイムを使って遊んでみるのもありかもしれません。くれぐれものぼせたり冷えたりしないよう温度の管理には気をつけてあげて。
お口に注目
先生のトリック:
何か大切なことを伝える時には、子どもに自分を注目させることはとても大切なこと。あえて注目を集めるために「今からとっても大切なことを言うから、先生のお口をしっかり見て!」と伝えることもあります。子どもの注目を集める手助けをしてくれますよ。(Barbara Porter/ミシシッピ)
お家アレンジ:
“人の話を集中して聞く”という習慣はぜひ子どもの頃から身につけておきたいもの。ママが話している最中によそ見をしていたり、心ここにあらず……なんてことが続かないよう、大切な話をする前にはママも特に意識してみて。「お話しているときは座って、手をつないでいようね」「1度しか言わないからよく聞いてね」など子どもの意識を自分に向ける工夫をしてみましょう。
頑張ったで賞
先生のトリック:
クラスの雰囲気が常にポジティブになるように、机の上に“おはじきカップ”を置いています。子ども達が静かに集中できている時には、何も言わずそのカップにおはじきを一つ落とします。おはじきの落ちる音は、みんなの注目を集めるのに効果絶大。もしもおはじきがカップ一杯になったら、お祝いにクラスみんなでポップコーンパーティーを開くことにしています。(Sinead Ochinero/カリフォルニア)
お家アレンジ:
子どもが静かに遊べていたり、自分からお手伝いができた時には子どもにシールをあげましょう。冷蔵庫にシールチャートを作り、決められた数のシールを集めたらアイスやお菓子など、子どもが喜ぶご褒美がもらえるシステムに。ママも子どもの“いい部分”によりフォーカスできる機会になるはずです。
いろいろなアイデアを使って、ママにとってもストレスの少ない子育てを目指せるよう頑張って下さいね。
参考記事(海外サイト):11 Teachers’ Tips on How to Handle Children