いくつになったら慣れるの? 病気のときの子どもとの向き合い方

2014.10.06

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すぐに40度近くの高熱を出すのが子どもというもの。筆者の子ももうすぐ4歳になりますが、4年経っても毎回40度の高熱にはハラハラしています。
高熱に苦しむ息子の隣で、「大丈夫、すぐ直るからね~」と言いつつも、「大丈夫かなぁ……」と思わず独り言が出てしまう。「ママとしてドンと構えて見せる⇔本音は不安な気持ち」のはざまで、毎回揺れ動いています。これでは子どもも不安になる……と思うのに、なかなかドンと構えてはいられません。
それでも、毎回少しずつ慣れていきたい。「大丈夫だよ」と心から言ってあげたい。そのために、今回子どもの病状をよく観察することにしました。

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子どもの病状をよく観察する

今までは、高熱で辛そうなら座薬の熱冷まし! と薬に頼る気持ちでいっぱいでした。もちろん薬の使用は大切ですが、薬に頼り切って子どもの状態を冷静に見れていなかった気がします。
熱が上がる段階は、一般的に2段階あります。

1:手足が冷たいと、まだ熱が上がる段階

熱は体内のウイルスや菌を退治するために上がります。この段階で座薬を挿してもあまり効果がなく、いずれまた熱が上がります。悪寒がする段階なので、体を温めてあげ、水分をとらせて様子を見ましょう。

2:手足が温かいと、熱が上がりきった段階

元気で水分もとれていれば、すぐに座薬をいれなくても大丈夫です。ぐったりしていたり、水分がとれないようであれば、座薬をいれてあげましょう。体は暖めず、薄着にしてあげると放熱されます。

この2段階を知っておくだけでも、普段より子どもの状態を冷静に見つめることができました。

救急で病院に行くポイントを決めておく

上記の2段階を知っていても、やはり高熱だと心配です。なかには重篤な症状もありますので、それに備えて「救急で病院に行くポイント」を決めておくことも大切。一般的には以下の症状が見られる場合、救急外来や救急車を考えた方が良いでしょう。

・ぐったりして意識がもうろうとしている
・咳や鼻水で寝付けない
・呼吸困難がある
・水分を戻してしまう
・けいれんがある

上記以外でも、「いつもと様子が違う」と感じたら、家の中で不安で悶々とするよりは、受診してママも安心を得ましょう。

向き合えば1歩強くなる

筆者の子の今回の病状は、4日間39度超え+ひどい咳(おそらくRSウイルス)。初日はグッタリしていましたが、徐々に喋る量や飲食の量が増えていき、元気に遊ぶようになっていきました。子どもが「どれだけ遊べて飲食できるか」の経過を見ることも大切です。
結局終始不安でしたが、いつもと違ったのは、病状の経過をよく見ることで次回以降の参考になると思えたこと。小さな1歩ですが、この積み重ねで親として強くなっていくのでしょう。ママが強くなるためにも、子どもの病気によく向き合ってあげてみるといいのではないでしょうか。

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2014.10.06

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/