ついつい言ってしまう「ダメ!」をなくして伝える叱り方のポイント!
特に小さいお子さんを叱るときに出てしまいがちな言葉、「ダメ!」。自分自身もあまり言いたくない……言わないようにしよう……そう決意したのもつかの間、何かイタズラやいけないことをしようとしているとついつい発してしまうんですよね。ダメを言いすぎるとお子さんもダメの重要性が感じられなくなったり、まだ言葉を理解していない1、2歳児には恐怖の言葉という印象を与えてしまいがち。本日は叱るときは「ダメ!」ではなく、子どもに伝わる叱り方についてお伝えしていきます。
ダメ! と言わない叱り方で伝えよう。
「~してはダメ!」ではなく「~しようね」に変える!
たとえば、スーパーで駆け回る我が子。それを咄嗟に「走ってはダメ!」と言ってしまいがち。でもそれでは子供からするとなぜダメなのかが分からず、怒られた=反省しないに結びついてしまいます。ダメ! ではなく「皆にぶつかったら危ないから歩こうね!」などと「~しようね」という言い回しをすれば子どもも「うん、分かった」と素直に受け入れられるようになります。
子どもを否定せずによくない行動を注意する
たとえば、物を投げてしまったりお友達を押してしまったりしたときに、「なぜこんなことしたの? 乱暴な子ね!」と言うようなその子自身の人格を否定してはNG。人間性を否定するのではなく、「物を投げるのはよくないね、ママ悲しいよ。」「お友達を押すのはよくないね、順番が来るまでいい子で待てるかな?」などと行動のみを注意するようにしましょう。
叱るときはちゃんと目を見て落ち着いた短い言葉で
忙しいママは家事や下の子の育児などに手を追われることも少なくありません。遠くに子どもがいてダメなことをしようとしているとき、ついその場からダメよ! と大きな声で怒っていませんか? 遠くから大声を出して叱っても効き目はゼロ。少し面倒でもそばまで行き、目を見て叱りましょう。ダラダラと叱ると子供は何がいけなかったのか分からなくなる上、そのストレスでまたダメなことをしようとするかも。できるだけ落ち着いた声で「これは○○だから危ないからやめようね」と簡単に伝えてスパッと終わりにしましょう。
まとめ
ダメ! と叱れば叱るほど、こんな母親でいいのかしら? と自信をなくしてしまうママも少なくありません。しかし子育てに正解・不正解はありません。まずは、「ダメ!」を減らすことからはじめてみましょう。さらに日頃から「ダメ!」ではない言い回しをすることで、もし今後本当にダメなことが起こった時の「ダメ!」の効果は絶大になります。叱ることは精神も体力も使います。しかし、こうして伝え方を変えることで叱ることに対する悩みが少し軽くなった気がしませんか?