妊娠中の便秘は薬に頼らず自力で治せる! 辛い便秘の解消法とは?
今まで便秘症でなかった方でも、妊娠中に便秘を経験したというママは約8割とも言われています。妊娠中の皆さんもガスも溜まりやすく、お腹も張るしとにかく苦しい! といった経験はありませんか? 今は産院で妊娠中でも飲める便秘薬なども処方してもらえるようですが、なるべくなら薬に頼りたくはないものです。そこで今回は薬に頼らなくても便秘を解消できる方法をご紹介していきます。
なぜ妊娠すると便秘になりやすいの?
まずは原因から知っておくことが大切! 妊娠をすると妊娠を継続するためのホルモン、黄体ホルモンが増え、これに腸の働きを抑える働きがあるためです。また、お腹が大きくなってくることでも腸が子宮に圧迫されて便が出にくくなります。溜まった便は次第に腸の中では硬くなっていき、それによってまた出にくくなる……という便秘の悪循環が起こってしまうのです。
便秘を解消する5つの解消法とは?
1…水分を摂る
便が硬くなると一因として、体内の水分量が不足していることも考えられます。硬い便は出にくく、余計に便を溜め込み余計に古い便が硬くなる……という便秘のスパイラルに陥ります。また、痔の原因にもなるため、水分をしっかりと摂り便を柔らかくしましょう(便秘を感じている期間の水分はお茶や飲料水ではなく水を意識!)。
2…食物繊維を摂る
妊娠中にありがちな、「ばっかり食べ」等の偏った食生活をしていると、ガスが溜まりやすく便秘にもなりやすくなります。食物繊維豊富の食材を摂ることによって腸の働きが良くなり、便秘解消に導きます。ポイントは食物繊維と油分、水分をバランスよく摂ることが大切。お味噌汁や、油で炒める野菜炒めなどにたくさん食物繊維を含んだ食材を使いましょう。
3…適度な運動をする
血行の良い状態は腸内の働きも良くしてくれます。体調の良い時にはお腹に負担のかからないストレッチやウォーキング等で体を動かしましょう。特に妊娠中の適度な運動は便秘だけでなく母体にとってもとても良いことです。妊婦さん向けのマタニティ水泳やヨガなど、妊娠中にしか体験できない運動にチャレンジしてみるのも楽しいですよ。
4…排便習慣を作る
便意がないとトイレにいかない……のではなく、1日朝晩など決まった時間に便意がなくてもトイレに行き座ってみる時間を作ってみましょう。出さなきゃ! と思う必要はないのでまずは決まった時間に5分間座るなどの排便習慣を身につけることからはじめてみて。
5…ストレスを溜めない
つわりや仕事のストレスなど日頃のストレスによって便秘になることもあります。さらにストレスは便秘だけでなく、悪化をすると切迫流産や早産の原因ともなるため、妊娠中にストレスを感じたら溜めこまないうちに家族に話したり、好きなことをしてリラックスするなどしてストレスを上手に逃がしていきましょう。
いかがでしたか? 辛い便秘でお腹が張る……。薬で楽になりたいところですが、妊娠中飲める薬だとしてもなるべく避けたいもの。風邪などの感染症等とは違う便秘は、自力で治すことが可能なトラブル(ただし酷い便秘で痔が続いている場合はかかりつけの産院に相談しましょう。)。今までのマタニティライフにこれらを取り入れて、便秘知らずを目指しましょう。