過小評価されすぎ!? 最新科学が語る、育児における父親の見逃せない役割

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Waxy

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2014.09.26.Fri

“イクメン”なる言葉もありますが、それでも育児の大半は母親がやって当たり前という意識は根強く残っています。では父親はあくまで母親をサポートする存在だけでいいのか、というとそれは大きな間違い。最新の科学では、育児における父親の役割の大きさを裏付けるような研究結果がいろいろと出てきているようです。そんなけっして見逃すことのできない父親の大きな役割についてまとめてみました。

その1:妊娠期から出産まで、父親の存在は母親にも大きな安心感をもたらす

妊娠出産は女性にしかできないこと、父親はただただ近くから見守るのみ……ということではないみたい。妊娠中に父親が不在がちだと、未熟児として生まれ育ちにくいことがある、ということが南フロリダ大学の近年の調査で明らかになっています。また出産についても、父親が立ち会っているほど、妊婦も痛みを乗り越えやすい傾向にあると言われています。そして、出産に立ち会った父親は早い段階から子どもと精神的なつながりを感じ、積極的に育児にも加わるようになるといいます。夫が親身に育児に携わってくれることで、母親も大きな安心感を覚え、産後うつなどに悩むことも少なくなるでしょう。子どもが生まれる前でも、父親は母子にとって大きな影響力をもっていると考えられます。

その2:父親が積極的に関わって育ててきた子どもは、いじめっ子になりにくい

1歳児のいる家庭を対象としたオックスフォード大学の調査では、父親と子どもの関係が希薄なほど、子どもが攻撃的な行動をとりやすいということが浮き彫りに。母親がどのように子育てしていようと、その傾向は変わらないそうです。そう考えると、父親の存在は子どもの人格形成にとても大きな影響をもっていると言えます。またスウェーデンの調査では、父親がよく子供の面倒を見たり、遊んだりする子どもほど、幼児期に問題行動を起こしたり、思春期に非行にはしったりすることも少ないそう。子どもが精神的にも安定して成長するためには、父親の存在がやはり大きいのでしょう。

その3:言葉の発達にも大きく影響を及ぼしている

言葉の発達にも父親の存在は決して見逃せません。海外のある調査では、父親が6か月の子どもに読み聞かせをするときの語彙から、1歳過ぎあるいは3歳ごろの言葉の発達を予想することが可能だという結果がでました。これも、母親の教育レベルや子どもへの話し方などはあまり関係ないそうです。子どもは最も身近な母親から言葉を学んでゆくものと思われがちですが、これはどうしてでしょう? あくまで仮説ですが、母親は子どもにとって分かりやすい言葉を選んで話しかけがち。その一方父親は子どもの言語レベルにたいしてあまり敏感ではないため、大人が普通に使う言葉をそのまま子どもにも話すので、子どもの語彙も広がるのではないか、と考えられています。言葉は思考や理解力を広げていくための大きな力、そのためにも父親が大きな役割を果たしているというのは、とても興味深いことですね。

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Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。
ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。