オドオドした子にならないために…。子どもが自然に自信を身につけるコツとは?
子どものしつけはいろいろ難しいものですが、小さいうちに大事にしたいことで、「きちんと自信をつけさせる」ということがあると思います。自分に自信が持てないと、オドオドしたり、他人の顔色を窺ったり、あるいはそれを隠すため攻撃的になったりするなど、さまざまな悪影響が。健全な自己肯定力を育むという意味でも、自信は欠かせません。そこで自然に自信を身につけさせるにはどうしたらいいか、そのコツをまとめてみました。
コツ1:好きなこと、得意なことはとことん追求させる
誰だって好きなこと、興味を持てることなら、どんどん新しい知識やスキルを吸収し、実力を伸ばしていくもの、その過程で揺るぎない自信を身につけることができます。その子はどんなことが好きなのか、どんな適性があるのか、しっかり個性を見極めてその得意とするものをグングン伸ばしていけるよう親がサポートしてあげてください。プロのサッカー選手やピアニストなど“夢の職業”につくことはなくても、そこで培った自信はどこかに残ります。
コツ2:“失敗は悪いことじゃない”と教える
子どもに最初から完璧なレベルを求めたり、小さな失敗も認めないようでは子どもが委縮するばかり。親が大らかな気持ちで、“失敗してもいいんだよ、それで人生終わりではないんだよ”というメッセージを送ってあげるようにしましょう。子どもが目の前でなにかうまくできなかったり、失敗したときは、イライラを表すのではなく、膝をついて子どもの目線に合わせ、「大丈夫、うまくいかない時だってあるよ」と言って抱きしめてあげてください。そうやって親が認めてくれることを実感できれば、失敗を恐れない強いメンタリティを育てることができます。
コツ3:生活習慣上の“ルール”を親と一緒に決めさせる
相手が子どもだからといって、親がなんでも決めてしまっていると自立心も育ちません。ある程度の年齢になったら、生活習慣上の“ルール”について親がおしつけるのではなく、子どももその“ルール”作りに参加させるとよいでしょう。自分で納得した“ルール”であれば子どもも素直に従うし、そこから責任感も生まれます。自分の面倒は自分でみるという責任感はひいては大きな自信にもつながっていきます。
親がいつも自分のことを見守ってくれる、応援してくれていると実感できれば、子どもはそこから自信をつけていくことでしょう。そして親と一緒に、“ルール”作りをしていく過程で親から信頼されていると感じることで、その自信をより深めていきます。子どもが正しい自信を身につけて成長するのを、親としてはゆっくり見守ることが大切です。
参考記事(海外サイト):5 ways children can naturally gain confidence