チーズにローストビーフ!? フランス式離乳食のススメ
国が違えば、育児も違う。もちろん離乳食だってフランスではフランス流! 日本ではびっくりするようなメニューもフランス人の赤ちゃんにとっては大好物。今日はフランスの小児科医から伝授して頂いたフランス人ベイビーが食べている離乳食をご紹介します。
お粥の代わりはマッシュポテト
日本では離乳食と言えばお粥ですが、フランスではマッシュポテトが離乳食のメイン。フランス人ベイビーの多くが初めて口にする食べ物がマッシュポテトなのです。ちなみに、ご飯を与える目安の時期は7か月目からとされています。
オススメの野菜&NGな野菜
日本と同じように野菜の離乳食は5、6か月から始めます。ブロッコリー、西洋ネギ(白い部分)、ニンジン、インゲンマメ、ホウレン草、ズッキーニがオススメの野菜。反対に、トマト、キャベツ、カブ、西洋ネギ(緑の部分)、セロリ、アーティチョーク、ナスなどの野菜は消化しにくいので離乳食初期は避けた方がベター。
フルーツは野菜食を始めてから
フルーツ入りの離乳食は野菜に慣れさせてから始めるのがよいとされています。赤ちゃんはフルーツの甘味を好むため、野菜より先にフルーツをあげてしまうと、野菜を食べなくなってしまう可能性があるのだそう。離乳食にオススメのフルーツは、リンゴ、バナナ、イチゴなどで、よく熟しているものを選ぶこと。キウイはアレルギーを起こす可能性があるので避けたほうが無難。
チーズが離乳食!?
さすがフランス、6か月目からヨーグルトを与え始め、7、8か月目からはチーズを離乳食にススメています! カマンベール、ブリー、モン・ドールなどのチーズはリステリア菌に感染するリスクがあるので避け、赤ちゃんにはパストリーゼ(殺菌乳を使用してつくられた)チーズを与えます。
肉食系ベイビー
フランス式離乳食ではお肉は5か月~7か月を目安に与え始めます。日本と同じように消化のしやすい鶏肉をススメていますが、鶏肉以外にも七面鳥や、ローストビーフ、ハンバーグステーキ、子牛肉のローストなど、メニューもかなり多彩です。
夜泣きにはカモミールティー
日本ではカフェインの含まれていない麦茶を赤ちゃんに飲ませていることが多いようですが、フランス人赤ちゃんの飲み物はなんとカモミールティー。生後4か月を目安にハーブティーを与えるのだそう。カモミールティーは消化しやすく、また眠気を促してくれる効果があるので、赤ちゃんが夜泣きしたときに、フランス人ママは適度に冷ましたカモミールティーを与えるそうです。