本当にいいママとは“やさしく”ではなく、“イジワル”かも……。子育てできちんとけじめをつけるべきポイントのいろいろ
子どものしつけではどこまで子どもの行動を許せるか、線引きが難しいものです。世のトレンドは“叱らない育児”。でもいたずら大好きな子ども相手にずっと笑顔で対応するなんて不可能だという人がほとんどでしょう。筆者もそのひとりです。でも子供の成長、そして親の精神状態のためにも、きちんとけじめをつけるべきポイントがあります。可愛い子どもから「ママ、いじわるー」と言われても、ポイントはしっかり守るべき、長い目で見ればそのほうが、親にとっても子どもにとってもプラスなのです。では、そんなポイントをご紹介しましょう。
ポイント1:早い時間にベッドに寝かせる
寝る子は育つといいますが、日中元気に遊んだ子なら、早くベッドに入れて寝かせてあげるのが一番。小さいうちから夜更かしの習慣をつけてよいことはありません。オーストラリアでは10歳くらいまで夜7時くらいには寝かせることが珍しくありません。日本はほかの国に比べても夜更かしの傾向にあるようですが、毎日親が決めた時間に寝かせることを妥協せず続けることで、早く寝る生活リズムをつくることができます。
ポイント2:デザートを毎日あげない
お菓子や砂糖、いったん味を覚えると止められなくなるのは大人も同じ。ましてまだ自制心の弱い子どもだと中毒のようになってしまうのは簡単なことです。これも親がきちんと歯止めをかけるべき部分。まず食後の“デザート”は特別なときだけに限りましょう。そしておやつもなるべくフルーツや手作りのものを中心に。お菓子を完全排除することはできなくても“少しだけ”、“特別な時だけ”と制限することは可能です。
ポイント3:ものやおもちゃを壊したりなくした場合、すぐに買い与えない
モノの溢れている時代、なんでもすぐに買い換えることができます。子どものお気に入りのおもちゃだってそう。でも子どもの“欲しい”に、毎回すぐに応えないこと。“壊れたものは元に戻らない”、“なくしたら二度と返ってこない”、そうした喪失体験も成長するうえで欠かせません。だからこそ、もっと注意する、ものを大切に扱うということも学んでいきます。“欲しい”、“買って”という要求を無視する、親としてもつらいときもありますが、ここで折れるわけにはいきません。
ポイント4:小さいときから“お手伝い”をさせる
親がなんでも世話を焼いてもくれることに慣れた子どもは、人にやってもらうのがあたり前という傲慢さを身につけてしまいます。どんなに簡単なことでも小さい頃から“お手伝い”の習慣をつけるようにしましょう。遊んだあとのお片づけ、新聞をパパに届ける、やるべき“タスク”を与えられると、子どもは意外なほど能力を発揮するものです。大きくなったら“週末の朝ごはんを用意する”といったことも組み入れてみて。日常的な家事を手伝わせることで将来自活していくスキルを早いうちから身につけさせることができます。
参考記事(海外サイト):12 ways to be the meanest mom in the world