ママには付き物! うまくコントロールしたい「罪悪感のマネジメント」 他人編

2014.03.27

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

ママになっただけで、嬉しいことはたくさんあります。一方でママになっただけで、罪悪感を持つ機会も急増します。「四方八方への罪悪感」が付き物のママ業には、「罪悪感のマネジメント」が大切です。
前回は「子ども向け編」をご紹介しましたが、今回はママが他人に抱えやすい罪悪感と、そのマネジメント法を3つご紹介します。


1、躾ができていないと言われる罪悪感

ママになって気付いたのは、“世間の想像と実際の子どもの理解度の差”。「駄々をこねたり騒ぐのは、親の躾が悪い」と思う人は多いですよね。実際は、「何が悪いか危ないか理解できない年齢、の子の性格、眠いだけ、第1次反抗期であるイヤイヤ期、分かっていても反発したい年齢」など、どうしようもないときもあります。
とはいえその理由は伝わらず、「躾が悪い」と一括りにされがち。この溝は、今後も埋まることはありません。

・マネジメント法→事前準備と避難で乗り越える
親ができることとして、まずは「事前準備」。たとえば新幹線に乗る場合、ぐずり対策グッズを用意し、できれば昼寝の時間帯を選び、乗車前にたくさん動かせ、子どもの多い車両の指定席をとる(多目的トイレの近くの車両など)。それでもぐずれば、緊急避難。デッキへ移動すると、子どもも親の気も楽です。
これは一例ですが、ぐずりの予防は前持ってしておき、ぐずったら外へ脱出と決めておくと楽。できるだけのことをしておけば、人の目もそこまで気になりません。

2、夫や子どもへ家事ができない罪悪感

マメで、料理上手で、何でも手作りこそ、良きママのイメージ。買ったものや下手な料理の出来栄えに、罪悪感を持つ人もいるでしょう。とはいえ、最初から苦手な人もいて普通。共働きだったり、核家族という環境もありますよね。

・マネジメント法→優先順位を考えて。2トップは「赤ちゃんの安全」と「ママの笑顔キープ」
誰も赤ちゃんを見てくれる人のいない核家族・共働きでは、何でも手作りで時間をかけるなんて無理。これも、優先順位を付けましょう。
優先順位の中でも、1位は「赤ちゃんの安全」2位は「ママの笑顔キープ」です。
赤ちゃんの安全は、何より大事。また、ママが心に余裕を持って笑顔でいないと、ストレスや焦りは全て赤ちゃんの人格形成によくありません。健康な精神は、何より大切。
その後は、自分なりの優先順位を作っておきましょう。「何が大変で、これはできるけどこれはできない」と明確にしておくと、夫への理解も仰ぎやすいです。

3、周囲に頼る罪悪感

「夫や両親に子どもを見てもらった」ことに罪悪感を持つ人もいます。

・マネジメント法→気負う必要なし。感謝の言葉は丁寧すぎるほどに
昔は大人数で育児をしていました。赤ちゃんにとっての祖父母も、大切な育児の協力者でした。
また夫に限れば、夫の子ですから頼るのは当たり前のこと。
ただ感謝の言葉もないと、気を悪くする可能性も。WIN-WINの関係にするためには、十分なほど感謝の気持ちは伝えておきましょう。これは、育児中は全ての人にすべきことです。

いかがでしょうか。「何でもママがすべき、何でもママが悪い」とする風潮が強いですが、惑わされないようにしたいですね。できるだけのことをしたら割り切ること、とはいえ周囲への感謝の気持ちは十分すぎるほどに伝えることが大切です。

2014.03.27

  • Twitterでシェア
  • f Facebookでシェア
  • B!はてなブックマーク

記事を書いたのはこの人

Avatar photo

Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/