気付いてる? 「子どもに嫉妬する親」が子を不幸にする
子どもと親は別の人間とはいえ、子どもに自分の子ども時代を重ねる親は多いもの。気付かぬ内に、「私が子どものころは我慢したのに……」「私より恵まれている」「私より自由に生きている」と子どもに嫉妬する親は意外といます。
この親の嫉妬は、もちろん子どもにも伝わっています。親の嫉妬の悪影響と、その対処法をご紹介します。
親に嫉妬される子は自分を抑える
親の嫉妬を感じとった子どもの気持ちは、寂しいものです。
「これをしたらお母さん(お父さん)の機嫌が悪くなるかもしれない」→「怒らせるのは自分が悪いんだ」→「恐いし、嫌われたくないから、挑戦するのは止めよう」
このように自分を責め、挑戦を止めようとします。
子どもが「幸せ恐怖症」になる可能性も
過去記事「いつも悩みがたえない女子は注意!実に女子の6割を占める『幸せ恐怖症』かも?」でもご紹介しましたが、親の嫉妬が幸せになるのを恐れる「幸せ恐怖症」を招くリスクもあります。
「幸せ恐怖症」とは、無意識下で自ら幸せを遠ざけている人のこと。「幸せになるのは親に悪いから」と、たとえば無意味なケンカを恋人にふっかけ、幸せを壊そうとしてしまう女子のことです。
この原因となるのが、「親が心を満たされないまま子育てした」ため。実に女子の6割ですから、このリスクは見逃せません。
子どもに嫉妬しない方法3つ
では、親が子どもに嫉妬しないためには、どうしたらよいのでしょうか?
1、自分の親の短所を認める
子ども時代に満たされない思いをした親は、自分自身の親に不満を持っています。例えば自分の親が厳し過ぎたため、自分の子にも厳しくしてしまう。自分の子が少しでも自由に生きると、嫉妬したりイライラする……という悪循環になるのですね。
まずは、自分の親の非を認めましょう。親も人間ですから、短所はあります。親の短所は自分をも非難されているようで苦しいですが、きちんと認めてあげてください。
2、親を反面教師にする
次に親を反面教師にしましょう。ある意味、あなたはラッキーです。たとえば「テストの点が悪くても、頑張りを褒めてもらえなくて寂しかった。自分は努力を褒めてあげよう」と、知っているのですから。より子どもの気持ちに寄り添った子育てができます。
3、子育てと共に自分の人生を楽しむ
あなたが子どもに嫉妬する原因は、自分の人生に不満がある証拠でもあります。過去を振り返ると共に、今の自分の生活を楽しみましょう。
これは、嫉妬のみに繋がる問題ではありません。子は、親の背中を見て育ちます。自分の人生を楽しまず、我慢していたり、なんとなくつまらそうな親を見ていると、子どもも同じように育ちます。
いかがでしょうか。子どものために生きることは、自分のために生きるのと繋がっているのですよ。