初育児で「石橋をヒビが入るほど叩いて渡る性格」の自分がストレスを減らすために心掛けたこと6つ 後編
前回は「完璧を一切諦め60点合格にする、『恐い』と思う前に手を出す、迷ったらかけつけられる小児科選びをする」をご紹介しました。今回は後半「3歩手前のSOSラインを決めておく、あいまいな言い伝えより赤ちゃんを信じる、危険を体験すべき・すべきでないに仕分ける」の3つです。
4:3歩手前のSOSラインを決めておく
一時保育、夫や祖父母、行政の相談サービス、お惣菜……他人にSOSを出すのを、ためらう人も多いでしょう。ただ1番でも確認したとおり、育児に失敗は付き物ですし、他人の協力は必要不可欠。SOSを出さないことで最も悪影響なのは、ママ本人でなく、赤ちゃんでもあります。
これを踏まえ、SOSを出すラインを決めておきました。寝不足、月経前症候群、育児や仕事疲れにより、些細なことでイライラしたら、簡単な食事、適当な家事、一時保育、お惣菜などに頼ります(セットで夫への説明も考えておきます)。
SOSラインを、ギリギリに設けないことも大切。普通の状態ならギリギリに設けますが、育児中は身が持ちません。「普段SOSを出す3歩手前」で線引きをすると、ストレスなく育児できます。
5:曖昧な情報より、赤ちゃんを信じる
育児書、クチコミ、実&義両親、ママ友、見知らぬおばさん……情報が多過ぎ、それぞれ正反対の意見を主張されるのも、ストレスの種。目指すは情報に使われるのでなく、「情報を使う側」にシフトすること。その秘訣が、「赤ちゃんを1番に信じる」ことです。
たとえば 「抱き癖が付くから抱かない方がいい」とは、よく言われました。それでも抱っこしている方が、赤ちゃんの機嫌が良く、自分も幸せ。結果的に触れ合いが多い方が、赤ちゃんの自己肯定感を育てるようです。
今は3歳なので四六時中抱っこを求められ、「今でこれなら、赤ちゃんの時は四六時中べったりでやっと落ち着くくらいだな」と分かります。答えは赤ちゃんが出してくれていたり、自分の感覚が知っていることも多いのです。情報は赤ちゃんの様子を見ながら、自分がしっくりくるものを選びましょう。
6:危険を「体験すべき・すべきでない」に仕分ける
赤ちゃんに忍び寄る危険も、ママのストレス源。心配な一方で何でも興味津々な赤ちゃんに、あれもこれも「ダメ!」なんてことも。逆にストレスですし、赤ちゃんの好奇心や学びの機会を奪ってしまいますよね。
危険にも、月齢年齢ごとに「身の危険でないものと明らかな身の危険」があります。ダメ! と言いそうになったら、瞬時にどちらか判断します。「ここからは注意する」という線引きをすると、ダラダラ怒るストレスもなくなります。
いかがでしょうか。完璧でない自分を許し、赤ちゃんを1番に信じ、ある程度線引きをすること。そうするとうじうじ悩んだり、躊躇したり、不安になったり……というストレスを減らせます。同じような性格の方、試してみてくださいね。