一見幸せそうだけど……新米ママがぶつかる壁はけっこう大きいというキビシイ現実

2014.02.18

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初めての出産そして育児、母親となった喜びはたしかに大きくても、慣れない赤ちゃんのお世話に悪戦苦闘する日々は想像以上にキビシイものです。昼夜関係なく泣きわめく赤子、思い通りにヘルプをしてくれない使えない夫、さらに少しでも問題があると、新米ママは“私のやり方が間違っているんじゃないか”と不安に陥りがち。さらに周囲のママやタレントママと自分を必要以上に比較し、“うまくいっていない”と感じる人も実はたくさんいるのです。


一般世間の価値観とリアルなママの本音

周りからは、「赤ちゃんが生まれて、幸せでしょう」という好意のプレッシャーが寄せられ、その期待に応えようと、一生懸命に「幸せ溢れる新米ママ」を演じようとする人もいますが、そんな人ほど理想と現実のギャップに悩み、自信もプライドも失いそうになります。女優の小雪さんが第一子出産後、「子どもがかわいいと思えなかった」と述べて物議を醸しましたが、これこそ“子どもはかわいいはず、ママは幸せで当然”という一般世間の価値観とリアルなママの本音のぶつかり合いではないでしょうか。

プレッシャーに負けず、辛い時期を乗り越えるには……

赤ちゃんが誕生して最初の6か月間は、とくに産後の体調の変化、赤ちゃんの成長ぶりや夜泣きなどに悩まされやすく辛い時期。体力的にも精神的にも疲れ果てやすくなっています。それを乗り越えるには、まず夫を始め周囲の人にSOSをはっきり出して、助けを求めるべきです。辛いのに、幸せいっぱいのフリをしたり、最初から優秀なママを目指すのはやめましょう。
ほかのママと比べず、あくまで自分と赤ちゃんの新しい関係を築くことに集中するよう心がけて。ママに心の余裕があればこそ、子育ても楽しく、充実したものになります。とくに最初は母乳育児にすごくこだわる人もいますが、それで精神的に追い詰められてしまっては元の子もありません。ミルクでも赤ちゃんが元気にすくすく成長してくれれば、ママにとってこれ以上の安心はないのではないでしょうか。
“こうしなきゃダメ”という思いにとらわれず、育児に絶対の正解はないということをよく覚えておくべきです。もし正解があるとすれば、それはあなたが赤ちゃんとの時間を心の底から楽しみ、後悔しないことだと思います。そしてその“正解は”、ひとりひとりのママが自分なりに作り出していけばよいのです。

参考記事(海外サイト):First-time mothers don't fully enjoy motherhood until baby is six months old as they struggle to come to terms with life-changing event

2014.02.18

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。