ついやってない? 言葉以外で注意したい子どもの叱り方5つ
子どもが叱られている時に感じとっているのは、耳から入ってくる言葉だけではありません。ママの気迫、表情、声の大きさ……言葉以外でも、子どもはママの気持ちを見ています。今回は言葉以外に注目して、意識したい叱り方をご紹介します。
すぐに、その場で叱る
叱るポイントがあったら、すぐに、その場で叱りましょう。子どもは常に今しか頭にありません。あとからでは忘れてしまい、なにを怒られているのかが分からなくなります。
同じ目線で目を見て叱る
叱る時に1番大切なのは、「子どもに真剣さを理解してもらう」こと。ルールや迷惑をすぐには理解できないのが子どもですが、真剣さは伝わります。真剣さを伝えるためには、子どもと同じ目線で、目を見ながら叱りましょう。目は口ほどに物を言うというように、子どもにより真剣さが伝わります。
感情を隠さないでストレートに叱る
叱るときに、感情を隠すことはありませんか? 人前だからと笑いながら叱ったり、気持ちを分からせようと泣き真似をしてみたり、恐いママになりたくないと思って冷静を装ったり……。
笑いながらでは真剣さが伝わらず、また同じことを繰り返します。泣き真似など演技をしても、遊んでもらっていると勘違いするでしょう。冷静を装っても、ママの感情には敏感な子ども。「なんでママは怒っているの? 冷静なふりをしているの?」と疑問を抱き、不安を感じてしまいます。
感情は隠さず、ストレートに怒りましょう(感情が爆発し過ぎてしまうという人は、自分に問題があるでしょう。疲れていたり、ギリギリまで我慢し最後に怒りを爆発させていたり。八つ当たりはしないことと、最初の段階で叱れば感情も高まりません)。
大声に頼らない
感情をストレートに出し、大声を出してしまうこともあるでしょう。ただし、大声に頼って、子どもを制止しようとするのは止めましょう。大声を出されて子どもが感じるのは、恐怖や不安。「恐い」という気持ちいっぱいで、なにを叱られているかは忘れてしまいます。
また1~2歳の頃は、命の危険があると大声を出して止めようとします。ところが大声にビックリし、逆に危険になることも少なくないのです。大声よりは、「そこは落ちると痛いよ」と言いながら一緒に抱き上げるなど、言葉を行動とセットにしましょう。
口は出しても手は出さない
叱るついでに軽くパシッと叩いたり、口の代わりに手を出す人もいるのでは? 「これくらいしないと分からない」と思うでしょうが、「それをしても分からない」のが現実です。
子どもは親にされたように、他人とコミュニケーションをとります。このままでは友達にも怒りながら叩いたり、怒る代わりに叩く子に。会話で解決せず、力で解決するように育ってしまいます。