あのオバマ大統領が実践している、“一家団らん”タイムのあるゲームとは?
“家族の時間”を大事にしていますか?
家族みんなそれぞれに忙しい日々を送り、なかなかゆっくり話をする時間もないというのは現代人の多くが抱える問題。すれ違いの生活が続くと、夫婦はおろか、親子でさえ、相手が何を考えているのかよく分からなくなってきます。そこで大事なのは、“この時間は家族みんなで過ごす時間”というのをしっかり決め、家族みんなが集まれるようにすることだといいます。
夕食時などはみんなが集まるのにちょうどいいチャンス、この時間をとても有効に使っているのが、あの米国オバマ大統領です。オバマ一家はこの家族団らんタイムに、ある“ゲーム”をしているというのですが、それはなんでしょうか?
オバマ大統領ファミリーがやっている“ゲーム”の内容
それは「バラの花とトゲ」ゲームというもの。家族みんながそれぞれ、その日の“素晴らしい出来事(バラ)と”イヤな出来事や難題“(トゲ)を話し合うというゲームです。 このようにテーマがはっきりしていれば、話もしやすくなるもの。親が「今日はどうだった?」とただ漠然と聞くだけでは、子どものほうも「別に、何も……。」で会話も終了してしまうかもしれませんが、これなら1日の良かったこと、嫌だったことのふたつを中心にメリハリのある話がしやすくなります。
オバマ一家は世界最強の国のトップである大統領も、娘たちもこの一家団らんタイムでは対等に、それぞれの1日について話し合っているようです。
親にとって子どもがその1日どんなふうに過ごしたのか知るだけでなく、子どもとしても親の話を聞いて、大人の責任感や仕事観を学びとることができそうです。
家族と話をする時間をもっと見直そう
大人と対等に話をする、あるいは話を親にきちんと聞いてもらう、これらはコミュニケーション能力を高めるためにも欠かせない要素といえます。最近は“人との付き合いが苦手”、“知らない人とすんなり話をするのが難しい”と感じる人がますます増えているといいますが、まずは家庭という単位のなかで会話を増やし、相手のことを気遣う、思い合えることが大事なのではないでしょうか。
「バラの花とトゲ」ゲーム、夫婦でも、親子でも、最近家族との会話が連絡事項程度に留まっていて、実りのある話をしていないなあと感じる人ほど、ぜひ試していただきたいゲームだと思います。