雪、クリスマス、お餅…子どもに読んであげたい冬絵本5選
急に肌寒くなり、これから本格的な冬になりますね。冬といえば雪、お餅、クリスマス、お正月……など、冬独特のアイテムやイベントが目白押し。“冬らしさ”を子どもに伝えるには、どんな絵本がいいのでしょうか。今回は5冊ほどご紹介します。
『ゆきのひ』/加古里子 こどものとも社
今ではあまり見られませんが、昭和の雪国の暮らしを書いた絵本。雪合戦やかまくらで遊ぶ楽しさだけでなく、屋根や線路が雪で埋まってしまう大変さも描かれています。雪の楽しさと恐ろしさを療法表現した絵本。子どもだけでなく、大人も楽しめる1冊です。
『スノーマン』/レイモンド・ブリッグズ 評論社
言わずと知れた名作スノーマン。自分で作った雪だるまが動き出し、家の中で遊んだりパーティーをする様子は想像力アップにも繋がります。翌朝日に当たって雪だるまがいなくなってしまったシーンを、筆者の2歳の子は何度も見ていました。
『クリスマスのまえのよる』/クレメント・C・ムーア 主婦の友社
クリスマス絵本は数多くありますが、サンタさんの存在を夢を壊すことなく教えるならこの1冊。サンタさんがどうやって来てどうプレゼントを置いてくれるのか、サンタさんの仕草や人柄までが分かります。絵本の形も、靴下に入るよう縦長という演出です。
原作は今のサンタクロースのイメージが知られる元となったクレメント・C・ムーアの詩です。
『あけましておめでとう』/作: 中川 ひろたか 絵: 村上 康成童 心社社
お正月の日本独特の文化が盛り込まれている絵本。お正月飾りや羽子板などの遊び、お正月に食べるおせちなどが紹介されています。文字は少なめで、小さい子でも読める絵本です。
『おもちのきもち/かがくいひろし 講談社
『だるまさんシリーズ』で有名なかがくいひろしさんの描いた『おもちのきもち』。こねられたり、ちぎられたり、あんこや納豆をつけられ食べられるお餅たち……それを見て嫌になった鏡餅が、脱走してしまます。お餅の立場に立つという視点と画力がとてもユニークな1冊です。